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札幌大紀行 vol.3:ああ203高地

平成29年4月21日
JR貨物車の脱線事故というよもやまさかの事態により
一時パニックになりかけた物産展でしたが、追加補給の
砲弾(商品)に頼らず、また正面突破の正攻法(柑橘を
中心とした売上内容)をやめ、今ある在庫を売り尽くす
という戦略の一大転換を実施した結果、危機を脱しつつ
ある「フレッシュファクトリートミナガ」でした。
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当初から朝は開店準備のためろくにホテルでの朝食が
取れなかったタバコ屋親子でしたが、事件が一段落した
翌日の朝は、ホテルの立派なお庭の白樺を眺めながら、
デラックスなバイキング朝食を頂きつつ、やや心の余裕
を取り戻したタバコ屋でした。しかし最後の2日間で所期
の売り上げ目標450万を達成出来るかどうか、まだまだ
予断は許せません。
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猛吹雪の昨日とは打って変わってこの日は快晴でした。
どうかうまくいきますように、手は打ったのであとは祈る
ような気持ちです。東急の社員食堂から見える向かい
の立派なビルはJA北海道さんの建物のようです。
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昨日まで大活躍してくれたマドンナ大使のお嬢ちゃんも
松山へ帰ってしまいましたし、やっとの思いで届いた追
加商品(みかん類)も実際は半分以上がバックオーダー
品(事前売約済みの商品、しかしまあ現品なしでご予約
頂くとは有難いやら恐ろしいやら!)だったので、この後
が何とも心細い気もしましたが、タバコ屋はいくさ(商い)
のプロであり、後に引く訳にはいきません。
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お客様は弾(商品)が底を尽きつつあることなどは露知
らず、怒涛の如く押し寄せて来ています。
ちょっと~、「せとか」っていうの欲しいんだけど、箱で届
けてよ、え、もう売り切れ?、じゃあ「ひめのつき」って言
うのでいいから箱で届けてね、大丈夫?お願いよ!。
こまどり姉妹6-1
戦闘員(マネキンさん)達は補充する弾がないことがわ
かっているだけに、「顔で笑って心で泣いて」まるでかつ
ての「こまどり姉妹」の如くけなげにお客様に振舞ってく
れたのでした。
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しかし、作り笑顔にも限度があり、ご覧の有様になって
きました。もう弾が枯渇しつつあります。マネキンさん達
は最後の力を振り絞り、パック詰めとかにして白兵戦
持ち込もうとしています。どういう意味かと申しますと、
一撃必殺、パックしたものはお客様に必ず買って頂くん
です、それが全く押し売りではなく、買わなきゃ損みた
いな気分にさせるのはマネキンさん達の匠の技では
ないのでしょうか。

蛇足ながら、札幌ではその場合「早よ、買いよし」などと
は言いません。「ちょっと~、もう来年までないんだから
さっさと買っときなさいよ、何も考えることないっしょ!
(ないでしょ)」札幌のお姉様方、結構迫力あります。
タバコ屋の同級生に和田アキ子と山本リンダがいます
が、う~ん、いい勝負です。
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かくしてご覧のような戦場(売場)となりました。あれほど
うず高く積み上げてあった壁面のみかん箱も跡形もなく
消えています。お客様は寂しそうです。え~、何もないじ
ゃない。ちょっと~、何かないの。
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数時間が経過後、ご覧の如くになりました。「旅順港は
見えるか
」・・・、そらここまでスカスカ(空っぽ)状態なら
旅順港の端から端まで丸見えですわ!!!。
203高地1
今回苦し紛れとは言え、タバコ屋は一世一代の大博打
を敢行したのでしたが、結果は203高地陥落(売り尽くし)
をもって、作戦は終了したのでした。
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東急の正規軍レジ担当佐藤さんです。もう入力なんか
は目にも止まらぬ早業で打ちまくりです。オープン当初
からお世話になり、いよいよ最後を迎えつつあります。
佐藤さんも今まで何年もこの催事に関わっているので
タバコ屋の過去の売上げデータは感覚でわかっていら
っしゃるようで、今回の特別作戦は意表を突かれたよう
でしたが、刻々と過去の記録を塗り替えつつある売上げ
額に彼女自身も、これって新記録と違いますか!と驚い
ていました。道産子のお嬢さんゆえ「島のおっちゃん、無
茶苦茶しはるわ~」とは言いいませんでしたが、内心そ
のように思われていたのでは・・・。
マー君も危機を乗り越え、ご満足そうな表情です。推測
ながら「佐藤さん、今現在の売上げ合計打ち出して頂け
ませんか」などと言っている様子が見て取れます。
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いよいよ閉店30分前となりました。旅順は陥落したもの
の、撃つべき弾も無くなり果て、マー君は呆然と天井を
見上げています。残ったものは希望の島のダンボール
空箱だけなんですがタバコ屋はとっさにそれを切り取り、
お客様への御挨拶メッセージを書くことにしました。
その文言とは「またお会いしましょう!」でした。このよう
な結末を迎えるにあたり、6日間の激闘が思い起こされ
閉店までの数分間が何やら愛おしくも感じられたことで
した。
結局今回23日から28日までの6日間の催事(今回は変
則的で通常は7日間)で、東急からの希望額は450万で
したが470万を売り切ることが出来ました。消費税込み
ですと500万をオーバーし、過去最高の売上げとなりま
した。大阪京都あたりで最も良く売れた時でも250万程
度ですから札幌がいかに桁外れかおわかり頂けるので
はないでしょうか。
マジェスタ3
今回達成した売上げでもしオクルマを買うとしたら、せめ
てTOYOTAマジェスタあたりは余裕で買えると思ってい
ましたが現実は甘いものではなく、お値段を調べてみる
ともっとお高い値段でした。え!マジェスタってこんなに
高くなってたの?、古き良き時代は去りつつあるのです。
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戦い済んで日が暮れて。実はこの夜、松山市観光協会
主催の慰労パーティが「すすきの」のとある料亭で開催
されるとのことで地下鉄で移動です。
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北の大都市、札幌の繁華街「すすきの」です。内地の繁
華街とあまり変わりませんが、雪が積もり肌を刺すような
寒さで、ああここは札幌なんだと自覚されます。
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会場は札幌の海産卸大手の「佐藤水産」さんが経営す
る「まるだい亭」という海鮮料理のお店でした。
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松山市観光協会会長で「小池養蜂園」のオーナーでもあ
る新居田さんより、皆さんへの慰労の御挨拶です。
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ご招待している東急の偉いさんはやや遅れるということ
でとりあえず乾杯です。マー君の奥隣に座っていらっしゃ
るのが、この会場をお世話頂いた同釜の「マキノ海産」
さんです。マキノさんは瀬戸内海産の魚の一夜干しで有
名な会社で伊予鉄高島屋の海産物コーナーにも出店さ
れています。タバコ屋とは古くからのお取引先で親しく
させて頂いています。その2代目若社長です。
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東急の催事の総責任者で営業推進部長という肩書き
の北村さんが到着されました。さっそくご挨拶を頂きま
したが、結構多忙のご様子で寸暇を割いて駆けつけて
頂きました。
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札幌と言えば北海の恵みKANIですよね。本日のメイン
ディッシュはKANI鍋でした。でっかいつみれも食べ切れ
ないほど入っていて、もうお刺身とこれだけで満腹なん
ですが、焼き物から揚げ物から次々出てきて結局食べ
切れず勿体無いことをしました。というのもお酒が入ると
お話が忙しくなり、食べる方がおろそかになるのです。
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新居田会長と北村部長も目標達成で満足そうです。
想像の会話ながら「北村部長、この度はお世話になり
ました、今度松山にいらっしゃった時は是非一献交わし
ましょうよ。」「新居田さん、JR脱線事故等で随分ご心配
をお掛けして申し訳ございませんでした。そら次回松山
出張の折は是非ご一緒したいものです。」とか。
追加記事
実は、その後新井田会長よりお呼びが掛かり、タバコ屋
も松山遠征軍の一員として北村部長にご挨拶をという
事になりました。タバコ屋はせっかくのご縁のお席ゆえ、
名刺交換だけでは面白くもなく、北村部長に何か差し上
げるものはないかと一瞬考えたのですが、今回の遠征
前にタバコ屋お気に入りで、毎年参拝する道後湯の町
伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)でご祈念頂いた破魔
矢(はまや)の必勝祈願のお守りを持参していたのに気
付きました。これなら小さなものでお持ち帰りの邪魔に
もならないと思い、失礼とは思ったものの「東急の繁栄
をご祈念したお守り
」として差し上げることにしました。
その趣旨はいずれ松山にも次回のご相談でいらっしゃ
るでしょうから、少しでも松山のことを気持ちの隅に残し
てほしいという思いがありました。
ただし、タバコ屋の浅はかな思い付きはすぐに見抜か
れ、新居田会長と北村部長の失笑及び爆笑を買った
のは言うまでもありません。
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マー君とマキノ水産さんも随分話しがはずんでいるよう
です。実はマキノさんは以前地元の銀行にお勤めだった
のですがお父様が病気で倒れられたのを機会に後を継
ぐことになりました。元銀行勤めだけにマー君よりもかな
り年上にも拘わらず物腰の柔らかい紳士でした。

余談ながら、マキノ水産さんに札幌行きをお勧めしたの
は何を隠そうこのタバコ屋で、1級戦犯としてマキノ水産
さんには今後是非成功して頂きたいと思っています。

プロのマキノさんには僭越とは思いますが、老婆心から
申し上げますと、成功のメニューは「高級一夜干し」の
提供だと思います。それも鯛とかメバルとか北海道では
獲れない瀬戸内海特産のオサカナでしょうか。
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さて一次席は豪華料理で盛り上がり「すすきの」の夜は
更けていきつつありましたが、予期せぬことに中締めの
発声のご指名がタバコ屋のところに舞い込みました。
恥ずかしながらもビッグ3のトップとしては受けて立たざ
るを得ないと判断し、同志社大学自動車部直伝のエー
ルとタバコ屋流変則3・3・4拍子で締めることにしました。

まずエールは松山市観光協会と東急百貨店に対して
発しました。続いて最後の締めですがシャシャシャン・
シャシャシャン・シャシャシャンシャンという締め拍子を
ご披露させて頂きました。通常は一本締めなどと言って
味も素っ気もない締めなので、この日は中締めが大い
に盛り上がりました。同志社大学自動車部が体育会で
ある所以をエールと締めで示した一瞬でした。

余談ながら、この中締めには新居田会長も北村部長も
意表を突かれ体育会的場違いなムードにやや呆れた
ようでしたが、これも一夜の座興にてお許し頂きたいと
思います。

その後、すすきの別席にて二次席、三次席と続くのでし
ょうが、タバコ屋は老体ゆえその使命はマー君に託し、
やや後ろ髪を引かれつつも「すすきの」を後にしたので
した。あとは安らかなおやすみが待っているのみです。
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「逢うは別れの始めなり」とはよく言ったものですが、一
週間過ごした札幌ともお別れです。翌日の朝、これから
新千歳空港に向かいます。
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札幌駅には鉄道オタクの元校長、京都の平尾センセが
ご覧になったら泣いて喜ぶであろう、「スーパーカムイ」
などと名付けられた列車が停まっていました。
5イルカ
タバコ屋も空港に向かうひと時、このカムイ号が雪のツ
ララをぶら下げて札幌駅に佇んでいたりするとつい感
傷的となり、同級生のイルカのことなんか思い出します
よね。彼女は昭和50年(1975年)「なごり雪」の大ヒット
で不動のフォーク歌手の地位を得たのですが、その歌
詞は同級生ながらアッパレで胸キュンとなるようなセリ
フが散りばめられていました。
「汽車を待つ君の横で 僕は時計を気にしてる、
季節はずれの 雪が降ってる、東京で見る雪は
これが最後ねと、さみしそうに 君がつぶやく
なごり雪も 降るときを知り、ふざけすぎた季節の
あとで、今春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった・・・。」

考えてみればこれは男子が女子に向かって歌っている
歌で、女子のイルカが歌うというのもちょっと変だと思い
ますし、歌詞もやや意味不明なところ(何考えてんねん)
もありますが、要するに事情はともかく東京駅で恋人同
士が別れに至った決定的シーンを歌っているんだと思う
んですが、タバコ屋流に言えば、「おまえら何ジクジクし
てんねん、早よ駅弁でも買うて、自由席確保しいや!」と
言いたいです。
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さて、新千歳空港です。ここでささやかなハプニングが起
こりました。昨晩マー君は新居田会長のご指名に遭い、
二次席、三次席のご同伴の栄誉を賜ったのは良いので
すが体力が持たず、本日は病人状態となりました。昼時
なんですがロビーのソファーに横たわっているのはマー
君でタバコ屋は仕方なく一人寂しく昼食を済ませました。

若いマー君のことゆえその後ほどなく元気回復し、「俺
腹へった~」などと勝手な事をほざいていましたが。
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旅と言えば土産がつきものですが、今回は東急さんでお
世話になった関係上、空港でも東急さんのショップを利用
させて頂くことにしました。北海道のお土産ビッグ3と言え
ば、白い恋人、ROYCE´、六花亭でしょうか。タバコ屋も
かつて30年前!後継者育成セミナーで六花亭の2代目と
机を並べてオベンキョウした時期もありました。今となって
は懐かしい思い出ですが、六花亭さん今頃どうしているん
だろうか。
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今回の旅も終わりを告げようとしています。東京まで帰
ると、ああ内地に帰ったとつくづく実感します。乗り換え
までのしばしの時間を過ごし、住み慣れた松山へと向か
うタバコ屋親子でした。

札幌大紀行 vol.2:東急での戦い 

平成29年4月17日
「多数ノオ客様ヲ見ユトノ警報ニ接シ、タバコ屋艦隊ハ
直チニ出動、コレヲ捕捉セントス。本日札幌ハ、天気晴
朗ナレドモ雪多シ。

日本海海戦1-3
2月23日(木)午前10時、年に一度の待ちに待った戦い
の火蓋が切って落とされました。ただし決戦の場は対馬
海峡でも津軽海峡でも中島沖でもなく札幌東急百貨店
催事場です。
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お客様が一斉に雪崩れ込んで来られました。どこへ行
かれるのかと思いきや一斉にタバコ屋の店目がけて来
るではありませんか。やや恐怖を覚えましたが、マネキ
ンのお姉さん方は手馴れたもので、来たぞ、来たぞと
腕まくりで、倅のマー君が「撃ち方始め!」と叫んだかど
うかは知りませんが、一斉射撃(販売)を開始しました。
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(エピソード1)
「ちょっとお兄さん、それ頂戴」「はい、いよかん何玉ほど
お入れしましょう?」「何言ってんの、玉じゃなくて箱で頂
戴!」「5kgと10kg箱がございますが」「5kgじゃ少なくて
だめよ、あ、10kg箱1箱じゃなくて3箱届けてね、すぐ無く
なっちゃうから。そうそう、はるみって言うみかんもおいし
そうだから1箱いよかんと一緒に届けて頂戴、あ、それと
今日家に帰って食べるのがいるからテキトーにおいしそ
うなの見繕って袋に入れて頂戴な」・・・・。
お客様とマー君の想像の会話ながらかつて内地(大阪、
京都、東京)の催事でこのような会話を交わしたことが
あったでしょうか。大陸的と申しますか、ダイナミックと
言いますか、お買い物の仕方がまるでNIPPON離れし
ているんです。今はやや下火とはなりましたが中国の方
々の爆買いにもひけを取らない「買いっぷり!」には4才
の頃から前垂れ掛けてきた商いのプロであるタバコ屋も
正直ビビリました。
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開店(開戦)早々の一斉射撃で「まあ一年ぶりね、今年
の味はどう?とりあえずこれ頂戴!」と次々に押し寄せ
て来るお客様を恐る恐るご満足させつつある秋山隊長
改めマー君は、幸先の良いスタートに手応えを感じつつ
「いらっしゃいませ~」と声を張り上げるのでした。
ちなみに札幌というか北海道の方々の言葉は基本的に
東京弁でとても歯切れが良いです。タバコ屋などは関西
系ですので、マネキンさんなどのハキハキした言葉に遭
遇すると何か叱られているような気がしないでもありませ
ん。
(エピソード2)
開戦直前「さつまいも」試食用焼き芋に必要なトースター
を入れ忘れてきたことに気付き、現地調達をすることに
なりました。マネキンさんたちも早く焼き芋を作ってお客
様に試食をして頂かねばなりません。「社長、突っ立っ
てないで、早くトースター買って来て下さい!」とか言わ
れるとやはり何か叱られている様な気分です。京都風
ですと「早よ行ってきよし」もしくは「早よう行ってくれはり
ませんか」ですが、これでは気が抜けて戦にならないか
も知れませんよね。ちなみにトースターはビックカメラで
2,000円で入手出来ました。
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タバコ屋がトースターを調達に行って帰って来ると会場
はご覧の通り大混雑で、身動きが取れないほどです。
やがてトースターはマネキンさんにひったくられ、程なく
芳ばしい香りが漂い、みかんの香りと相まって、集客の
強力なシカケが完成致しました。尤も、そのシカケは必
要ないほどお客様が押しかけていたのでしたが・・・。
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押し合いへし合いもうお祭り騒ぎです。右に腰掛けてい
らっしゃるのは発送の手続きをしているお客様で、大抵
がみかんを箱単位で(5~10kg)で購入され、ご自宅届け
もしくは贈答品としての発送となります。まあ、ビックリし
たのはその比率が他の百貨店に比べ格段に高いのです。
札幌市内ですと送料も300円とかタダみたいな料金なの
で皆さん気軽に利用されるのかも知れません。
この発送コーナーが終日満席だという事実をもってして、
「フレッシュファクトリートミナガ」がビッグ3の頂点である
理由がおわかり頂けると思います。専門的に申しますと
お一人当たりのお買い上げ額(客単価)がべらぼうに高
いということなんです。
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(エピソード3)
送りと言えば忘れもしませんが、今から10年程前ご縁が
あって京都大丸でみかんの催事をさせて頂いたことがあ
りました。とある上品な高齢の奥様がお買い物をして頂
き、やはりご自宅届けという段になり、ふとご住所を拝見
すると、「中京区千本通り元誓願寺西入・・・」アレレレ、
これって同志社大学自動車部時代、一期後輩のT女史
のご実家の近くやんかと思いつつ、その奥様にT女史の
ことをさりげなくお聞きすると、どうもお隣にお住まいだ
そうで、「Aちゃん(T女史のお名前)は生まれた時からよ
く存じてますけど、遠方へお嫁に行かはって時々は実家
のお母さんのところへ帰ってはるみたいやわ・・・・。」
35年の時の流れを感じたひと時でした。
その奥様は、その後も催事の度にご来店頂きましたが
数年でこの企画はなくなり、大丸にお邪魔することもなく
なりました。今頃お元気にされていらっしゃるだろうか。
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愛媛・松山の催事らしいと言えばこのシーンでしょうか。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」に出てくるマドンナ嬢をモチ
ーフにした「マドンナ大使」です。赤い矢絣の小紋にマル
ーン(海老茶色)の袴のいでたちで、観光協会の新居田
会長の粋な計らいにより、タバコ屋のところが多忙を極
めているのを見かねて、販売応援のためマドンナ大使
を派遣してくれたのでした。
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マドンナ嬢が手にしているのは「ひめのつき」という新品
種みかんの試食容器で、さわやかでジューシーなお味
のため、てんこ盛りだった試食品があっという間になくな
ってしまいました。
ちなみにこのお嬢ちゃんは地元松山の国立愛媛大学の
学生さんで今回マドンナ大使に選ばれて札幌に同行し
て来ました。可愛らしいでしょう。
祇園花見小路2
(エピソード4)
空想ながら京都祇園は花見小路のとあるお座敷あたり
で、このお嬢ちゃんが舞妓はんの格好をして出てきて一
通り舞を披露した後、お席の横にしとやかに座し、おも
むろかつにこやかに「タバコ屋はん、お一つど~え?」
などと言われたらもうどうしよう。盃2~3杯で酔っ払って
しまうんではないだろうか。

などと考えているとマー君から「おやじ、ボーっとせんと
早よ、裏からみかんの追加運んで来てや!」と檄が飛
び現実に引き戻されたタバコ屋でした。
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初日は地元北海道TVもレポート番組を計画していて、
松山から来ている坊ちゃんとマドンナ嬢にレポーターと
して出演して貰い、出店企業をいろいろご紹介するとい
う企画のようです。
ちなみに弊社はマドンナ嬢が紹介する「紅まどんな」と
行きたかったのですが、紅まどんなはもう時期が終わっ
てしまっており、今回は「甘平(かんぺい)」という新品種
のご紹介になりました。
DSCN3202.jpg
せっかくですので、出店仲間のお店を若干ご紹介して
おきましょう。まず弊社の向かいは「後藤商店」という味
噌屋さんです。地味なお店で向かいのみかん屋が派手
に大騒ぎしているだけにやや可愛そうな気もします。
店長の小林さんとはすぐに仲良しになりました。
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会場の真ん中あたりに陣取っている会長の新居田さん
のお店です。養蜂とハチミツ採取は「小池養蜂園」で、
各種製品加工は「サンビーフーズ」という会社が行って
おりどちらもオーナーはいっしょです。タバコ屋は新居田
さんとはひょんなご縁でお近づきになり、希望の島の
「みかんハチミツ」はこの新居田さんから分けて頂いて
います。非常に高品質です。
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夏目漱石ゆかりの地、松山はその作品にまつわるご当
地スイーツも数多く開発されていますが、その中でも有
名なのが「うつぼ屋」さんの「坊ちゃん団子」です。
坊ちゃん団子2
普通お餅は中に餡子が入っているのですが、このお団
子はお餅を餡子でくるんで団子にしている訳で、お菓子
としての団子はそれが普通なのかそれとも特殊なのか
タバコ屋は今一つ不勉強にて・・・。
DSCN3322.jpg
続いて「田川椎茸」さんです。左の巨体にオレンジ色の
ハッピをまとったお方がその田川さんです。椎茸の専門
店なのでスペースはそんなに必要でなく非常にコンパク
トにまとまって比較的静かに販売されていました。
但しオーナーの田川さんはおもしろキャラクターのお方
で、松山遠征軍団の重要な一角を構成されています。
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このブースはビッグ3の一つ森水産さんと同じ中島対岸
の北条地区から出店されている「忽那醸造」さんです。
弊社は三津浜地区の「村要醸造」さんと長いお取引なの
で忽那さんとはご縁がありませんが、同釜の仲間であり
この催事では常連さんです。お醤油がメインですが、だい
だいを使ったポン酢等持参されているようでした。
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そのようなことでまずは上々のスタートとなりました。宿
泊はマー君が事前にフライト込みの格安プランを押さえ
てくれており、中島公園横の「札幌パークホテル」でした。
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タバコ屋親子にとっては勿体無いような立派なホテルで
正面エントランスもご覧の如く重厚なしつらえです。
お部屋も広く調度も立派で、朝の食事も豪華バイキング
にて3拍子揃っており、仕事以外でも是非宿泊したいと
思いました。
北海道クリスチャンセンター3
(エピソード5)
4年前に同じ目的で札幌に来た時は同志社大学自動車
部ゆかりの地としてオーテス・ケーリ先生の故郷であり
また我等が裕ちゃんの故郷でもある小樽と裕ちゃん記
念館を訪問し、また自動車部OBの矢島先輩が館長をさ
れていた「北海道クリスチャンセンター」を訪問したりしま
した。(残念なことに矢島先輩はタバコ屋が訪問させて
頂いた時、危篤状態にてその後程なくして天に召されま
した)従って駅の北へ宿泊する時は、北海道大学前に
あるクリスチャンセンター、駅の南へ宿泊する時は札幌
パークホテルにしたいと思いました。
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札幌パークホテル最上階のレストラン「灘万」さんから見
た雪の札幌市南方面です。南の瀬戸内海の島から来て
いるタバコ屋にとってこのような純白の凛とした光景は
異質のものです。
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異質なものは風景だけではありませんでした。エントラン
スにはタバコ屋お気に入りのSUVであるPORSCHEマカ
ンの兄貴分であるカイエンが雪のツララをぶら下げて止
まっていました。お出かけなのかチェックインされるのか
わかりませんでしたがしばし未知との遭遇がありました。
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フロントは塊感とボリューム感があり申し分ないと思うの
ですが、リアエンドはPORSCHEにしては雑なデザイン
で、特にリアコンビネーションランプにはもう一工夫が
要ると思います(造形が安っぽいと思いませんか)。
ま、PORSCHEのSUVを横目で眺める心の余裕が生ま
れるくらいこの時点(3日目の朝)までは諸事、順風満帆
でした。
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★3日目の朝、よもやまさかの緊急事態が発生しました。
各社が商品補給のために松山から送った荷物がJR貨
物列車の函館郊外での脱線事故により入荷の見通し
が立たないと言うんです。ここで致命的な打撃を蒙るお
店は約3社あったのですが、その中の1社が弊社でした。
何故致命的かと申しますと、今回の商品搬入について
は初回及び中日(なかび)の3日目に到着するものに限
り観光協会が送料全額負担してくれるのでそれに頼れ
ば輸送コストは劇的に低減される訳です。

秋山参謀改めマー君は事故が起こるなどというシミュレ
ーションは想定しておらず、その補給作戦に賭けていま
した。ところがよもやまさか、追加商品が届かないとなる
と作戦は大失敗となり、目の前に押し寄せるお客様を前
に「打つ弾」もなく、むざむざと敗退の白旗を揚げるしか
なくなるのです。札幌の奥様方の「え~!もうないの~」
という悲痛な叫びを聞かされつつ・・・・。
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観光協会としても新居田会長を始めメンツに関わること
でもあり、かなり殺気立って来ました。マー君もJR及び
日通との事後交渉(いかに早く荷物を着けるか)のため
一時、戦艦三笠(店)を離れ、あちこち飛び回っている
ようです。
さて、タバコ屋です。マー君の留守中、マネキンさん達に
も動揺が広がりました。どうする、どうするの大合唱の中
タバコ屋も悩みましたが決断しました。「よし、こうなった
らあるもの全部売り尽くそう!」とマネキンのお姉さん方
に宣言したのです。それには根拠がありました。毎年こ
の催事を横目で見て来ましたが、必ずジュースやジャム、
さつまいも等が余って帰ってくるのです。つまり柑橘類は
売り易いので全品捌けるけどそれ以外は意外にもかな
り残るんです。
日本海海戦2-1
タバコ屋は決断しました。「弊社ノ興廃、コノ一戦ニ在リ。
各員(各女子)一層奮励努力シ、売リ尽シヲ完遂セヨ。

戦略が決まるとあとは簡単ですよね。要するに今ある品
を限りなく横に広げてボリュームを付け売り尽くすんです。
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さっそく戦闘配置(レイアウト変更)です。写真の如く新品
種で好評の「ひめのつき」は2倍のスペースでもって販売
再開です。(たまたま多く持参していたのが幸いしました)
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さつまいもコーナーも2倍のスペースに広がりました。
また、割安感を演出するため、パックに詰め直して販売
する等、あの手この手で再アプローチです。
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その間にも在庫はどんどん減っていき、しまいにはスイ
ーツのいよかんマドレーヌやいよかんゼリーも横一線
全品陳列という事態となり、それもどんどん売れていく
ので、内心心細い状態となってきました。尚、後ろ壁面
にうず高くみかんの箱が積まれていますが、悲しい事
にすべて空箱です。
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万策尽き、もうダメかと思われた頃、JR及び日通の必死
の配送作業が実り、追加商品の入荷が実現したのです。
タバコ屋はヤッターと声には出しませんでしたが、心の
中で叫びました。これで最後の2日間が存分に戦えると
言いたいところだったんですが、実際はそれどころか、
すでに売れているご注文分(バックオーダー)だけで、そ
の追加商品は無くなってしまうほど売れてしまっていた
んです。

ま、パニックは収束に向かいつつある中、やや残念なこ
とに、松山のマドンナ看板娘2人が松山へ帰るそうでタ
バコ屋の店にご挨拶に来たのです。お着物姿とはまた
違うお嬢様方のなまめかしいOIROKEを感じたタバコ屋
でしたが決して変態オジサンではないと思っています。
DSCN3304.jpg
外は事の経緯を象徴するような猛吹雪の一日でした。
社員食堂からの眺めなんですが、北海道札幌ならでは
の風景ですよね。四国松山、ましてや瀬戸の中島では
全く考えられない景色です。
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その吹雪も夕刻には収まり、一安心です。これで明日以
降の戦にも望みが持てたので、倅殿に相談し、ここは
明日でもサッポロビール園に繰り出して疲れを癒そうじ
ゃないかと。
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やって来ました、サッポロビール園です。タバコ屋はかつ
て45年前、同志社大学自動車部北海道遠征において
札幌では矢島先輩の北海道クリスチャンセンターでお世
話になったのでしたが、当時ビール園に立ち寄った記憶
が全く無いのです。多分一期後輩の奥村氏か井村氏な
ら遠征はず~っと一緒だった訳で真相を覚えていると思
うのですが、さて。
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とにかく、パニックは収束し不十分ながらも最終決戦に
臨む体制が整いました。東急の閉店後にのこのこ出か
けたビール園にて、閉店までわずかしかなく気ぜわしい
夕食となりましたが、あまり好きではないラム肉のジン
ギスカンとソーセージを焼き、慌しく店を後にしたタバコ
屋親子でした。
さてサッポロビール園ですが、ヘリテージとしての意義
は大きいのでしょうが、レストランとしてはあまり感動す
るものはありませんでした。時間が無かったことも残念
でした。

かくして最大の危機を脱し、いよいよ最後の2日間の戦
いへと突入することになりましたが続きは次回の記事で
お話することにし、今日のところはこの辺で終わりにした
いと思います。タバコ屋はかなりお疲れモードです。

札幌大紀行 vol.1:プロローグ

平成29年4月16日
「長崎は今日も雨だった」は内山田洋とクールファイブ
が昭和44年(1969年)に発表し前川清の渋い歌声で
大ヒットしその後不動の地位を築いた曲ですが、札幌
は雨でなく、今日も雪だったんです。ちなみに昭和44
年というのはタバコ屋が同志社大学今出川キャンパス
にふらふらと迷い込み、イケイケ詐欺同然の入部勧誘
被害に逢った年です。
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実は今を去ること4年前、松山市及び松山市観光協会
が主催し、札幌東急さんを会場にして年一回開催される
恒例の「四国松山の物産と観光展」というタイトルのご当
地催事に倅の要請で引っ張り出され、大雪の札幌で販
売の応援をした経緯がありました。
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前回はオノボリさんで付いて行ったのでしたが、今回は
販売の主力部隊として倅から勝手に実戦配備されてし
まったようです。
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松山からは東京で乗り換えて新千歳空港までフライト、
その後はJRで移動し、いよいよ札幌駅に到着です。とて
もモダンな駅の作りで左は大丸札幌店で、右には専門
店街とホテルその他を配した典型的な大都市駅ビルの
佇まいです。
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さて心ははやるものの、百貨店の催事は営業時間中の
準備はさせてもらえず、閉店後ということは大体午後8時
以降に入店し、翌日開店までに店を作らなくてはなりま
せん。さあこれから深夜までひたすら肉体労働が待ち構
えています。
恋の町札幌1-2
我等が石原裕ちゃんにとっては「恋の町札幌」なんでし
ょうがタバコ屋にとっては「戦の町札幌」なんです。だっ
て今回の主催者及び東急の幹部さんは一週間の販売
目標を5,000万以上目論んでいるようで、松山ゆかりの
司馬遼太郎さんの代表作「坂の上の雲」流に言えば、
203高地攻略か、はたまた日本海海戦であり、その中で
もトップの売上を拝受しているタバコ屋の店、「フレッシュ
ファクトリートミナガ」としては相当なプレッシャーが掛か
ります。
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結局準備のこの日は写真の日付が変わっていることでも
お分かりのように、退出リミットの午後11時以降まで掛か
り、遅すぎる夕食を倅のマー君と終えて宿に向かったの
は午前0時を過ぎていました。雪の札幌駅前です。
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さあいよいよ大いくさ本番の朝です。一応の準備は前夜
に出来ているものの最後の飾り付けが必要で、午前8時
には入店し10時の開店に備えます。
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倅のマー君もさて最後の仕上げをどうやるか思案中のよ
うですが、戦闘意欲は十分のようです。
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当社からはタバコ屋と倅のマー君が参戦しているのです
が、売上規模が大きいので実戦では4~5名のマネキン
さん(販売お手伝いのお姉さん方)が必要で、現地の斡
旋会社(芸者さんの置屋みたいなもの)にお願いしまし
た。さて当日はそのお姉さん方に商品説明や販売方法、
値段等、説明が必要です。
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「中島」は柑橘の島だけあって、いよかんを筆頭に7~
8種類ものみかんを持ち込んだのですが、数年前より
「さつまいも」の要望が強く、東急さんの要請で中島産
ではないものの同じ四国鳴門産の「金時いも」を揃えま
した。
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生の果実に比べれば、販売ボリュームは小さいものの
当社自家製のジュース、ジャムを始め、スイーツのいよ
かんマドレーヌや自家製ではないもののいよかんゼリー
等も持参して花を添えました。尚、生果実は「希望の島」
加工品は「希望の島本舗」というブランドを使用させて
頂いていますが恥ずかしながら「希望の島」は登録商標
です。
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さて午前10時の開店まで1時間を切りました。これから
試食用のみかんを小さくカットし食べやすくしてタッパー
に入れておきます。種類がハンパではないので試食の
準備だけでも大変なんです。
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開店まで30分を切りました。あとはお客様にお渡しする
買い物袋のセットや販売時にマネキンさんが値段を見
易いようにサンプル箱の裏側にえんま帳(品種ごとに
バラ売りの場合や箱売りの場合の値段一覧表)を貼り
付けたりの作業中です。
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開店まであとわずかとなり、日本海海戦の戦闘準備完
了です。結局マネキンさんは当社が4名用意し、東急さ
んから1名派遣して頂き計5名、また別に東急さんから
販売応援1名、レジ要員1名を手配して頂きました。結局
タバコ屋親子を加えますと計9名の大部隊となりました。
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開店に際し、恒例の「開展式」がありました。今回で18
回目になるそうで、弊社が参加させて頂いてからでも
8年目ですからかなり歴史のある催事です。
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一番手前でハッピを着ていらっしゃるのは松山市観光協
会の会長さんで、タバコ屋のお取引先でもあるハチミツ
製造メーカー「小池養蜂園」の新居田さんです。松山から
は通常ですと市長を始め地域振興の関係者さんや観光
協会の職員さんまた販促員としてマドンナや坊ちゃんが
参加します。また札幌側としては東急の札幌店長を始め
関係者の方々や札幌市の食品行政のえらいさんが多数
出席しての式典です。
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催事場の正面ゲートです。ここは松山の物産というよりは
愛媛のイメージを代表する真珠、珊瑚や今治産のタオル
また砥部焼き等の展示即売コーナーになっています。
タルト3
松山を代表するスイーツといえば「タルト」ですよね。その
ルーツはかつて江戸時代、長崎探題職を兼務していた
伊予松山藩のお殿様、松平定行公がポルトガル船が長
崎に入港した際に南蛮菓子(パイ)に接しその味にいたく
感動しその製法を松山に持ち帰ったといわれています。
現在の餡入りのタルトは定行公が独自に考案したものと
言われ、その後久松松平家の家伝とされ、明治以降は
松山の菓子職人に技術が伝わり今に至る松山の銘菓と
なりました。
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本来のポルトガル語のタルトというスイーツはあのような
ロール巻きではなく平らなパイなのですが、アレンジの名
手、我が日本人殊に伊予の国のお殿様はフルーツパイ
を大胆にアレンジしロールケーキに変えてしまったという、
ウソのようなほんとの話です。松山では地元銘菓として
数社がタルトを製造していますが、その中でも代表的な
菓子舗が「一六本舗」さんですよね。今回もよく目立つ一
等地に出店されていました。
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続いてスイーツのライバルメーカーである「畑田本舗」
さんです。こちらは同じタルトでも、餡に栗の入った「栗
タルト」を独自に考案し、他のメーカーさんとの差別化を
図っています。本社は今治で純粋には松山の菓子舗で
はありませんが、松山市内に多数出店しているので、
ご当地物ということになったのでしょう。
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さてオクルマ業界ではかつてアメリカにビッグ3というの
がありましたが、松山の物産連合艦隊のビッグ3はどこ
かと言いますと、まずは地元北条地区(中島の対岸)の
「森水産」さんでしょうか。ちりめんといりこが主力商品で
自社で水揚げから製造まで一貫して行っているため鮮
度抜群で価格も安く、地元でも有名な網元です。
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次にビッグ3の一角を占めるのは宇和島じゃこ天で有名
な「安岡蒲鉾」さんでしょうか。何故宇和島のメーカーが
松山でということですが、これも菓子舗のハタダさん同
様、宇和島が本社ではあるもののJR松山駅とか松山市
内で店舗を展開しているためなのか、あるいは本社は
松山なのかよくわかりませんが、常連出店メンバーにて
いつも長蛇の行列が出来る繁盛店です。
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ところでビッグ3の2社は出揃ったのですがあと1社はどこ
なんでしょう。それは恥ずかしながら「希望の島」ブランド
の「フレッシュファクトリートミナガ」なんです。またその立
ち位置もオクルマで言えばGMのポジションなので催事
全体での売上げにも大きく影響しその責任は重大です。

さて売場の配置、品出し、プライスカード、試食品等、す
べての準備は終わりました。以前には京都、大阪大丸
や難波高島屋等の催事に度々お邪魔したことがありま
すが、売台はせいぜい4台で、今回のように6台も用意
して頂く例はほとんどありませんでした。一度だけ地元
松山の高島屋で6台パターンをやりましたが、みかんの
産地でみかんを売ったって大して売れませんよね。その
点札幌はスケールが違いました。恐ろしいほどの売れ方
です。もうこれは商いを通り越して戦争です。

この数分後からは怒涛の攻撃(販売)が始まるのですが
紙数も尽きたようですので、会戦の模様は次回の記事
でお伝えしたいと思います。お楽しみに。

次の記事の予告 vol.8

平成29年4月4日
「今出川慕情」と題した「野尻君の青春オデッセイア」
全7編を投了後しばらく放心状態となり、またその直後
ご本人の住む北ノ庄福井へ京都のアオリイカこと平尾
センセと殴り込みを掛けたりしたせいで、次の記事が書
けないままです。ま、収穫としましては福井には新種の
アオリイカが生息しており、また大阪豊中あたりにも珍
種のアオリイカが大阪福井間を回遊している実態を掴
んだことでしょうか。
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書きたいことは山ほどあるのですが、次回は先般行って
来た札幌での出来事をお話したいと思います。
福井紀行をお待ちかねの方には申し訳ありませんが、
その次とさせて頂きます。お楽しみに。

★★島のタバコ屋の独り言★★
【7月31日:ああ創業100年】 島のタバコ屋、即ち富永呉服店が創業100年を迎えたことは先般お伝えした通りですが、皆さんよくご存知の世界的宇宙物理学者、故ホーキング博士によれば、100年なんて宇宙的時間軸で言えば、一瞬のまばたきに過ぎない訳で「島でのことも夢のまた夢」ということになりましょう。それはともかく4才の頃から道端の草にも「コンニチハ」なんて愛想を振り撒いて来たタバコ屋にしてみれば「店は客のためにある!」以上、未来永劫、店の続く限りそのテーゼを実践し続けるしかないのです。京都で300年続く老舗料亭、老舗呉服問屋もその志があったのかどうか、お聞きしたことはありませんが、当らずとも遠からじではないでしょうか。
◆◆島のタバコ屋メニュー◆◆
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