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次の記事の予告 vol.10

平成29年5月27日
今回タバコ屋のブログはシステムトラブル、その他により
予期せぬ事態となり、一時熱心な定期読者の方々にご
心配をお掛けしましたが、無事復旧しましたので今後は
今までどおり楽しい記事を書かせて頂きたいと思います。
砂の器2-2
福井巡礼の入り口付近で足止めとなりましたので、次は
いよいよ巡礼再開です。思えばブログなんていうハヤリ
ものも清張の「砂の器」同様儚いもので、ちょっとしたこと
で無に帰してしまうもののようです。記事を製本して残す
という手段もありますが、経験上一度読むとあとは埃を
被ってしまうものなので、気が進みません。

残り少ない人生ながら、これからは自分の持ち物を増や
すのではなく、どんどん捨てていかねばならないのです。
OKANEは無理に捨てることもないでしょうが、本も含め
て身の回りの品々は現在お持ちの7割は不要だと思い
ます。

最近狭心症の手術を受けやや弱気にはなっているもの
の、今後いかに身の回りのものを捨て去ることが出来る
か、挑戦してみたいと思っています。だって生まれてきた
時は誰も裸一貫で、死ぬ時も持って行けません。諸々の
品を死ぬまで貯め込むのは地球上の生物で人間だけだ
と思います。
CG2
ちなみに、タバコ屋のお宝で創刊号以来全冊揃えてい
たCAR GRAPHICはある日突然なくなってしまいました。
それを強制執行した奥様によれば、どうせ埃被っていて
いらないものかと思ったので捨てましたよと・・・。
ショックで数日間熱が出ましたが、それ以来親鸞の比叡
山下山の如く悟り(諦め)の境地に達したのでした。
240Zサファリ11-1
ただし、それでも諦め切れないものがあったのか、昨年
松山でクラシックカーショーがあった時、中古本を売って
いたので「初代フェアレディZ発売記念号」と「フェアレディ
240Zサファリラリー優勝記念号」の2冊だけは死に土産
として買い求めました。懲りないオバカさんですよね。

福井巡礼 vol.2:同釜の再会

平成29年5月12日
今回の福井訪問にあたり、京都の平尾センセと大阪の
上山青年、そしてタバコ屋の同釜3名で野尻君のところ
へ押しかけることにしたのですが、実は福井、石川の地
はかつてタバコ屋が島の特産品のみかんを売りに行っ
たことがあるのは以前の記事で申し上げたとおりです。
また、平尾センセにとっては京都石田小学校の校長時
代、修学旅行で何度も訪問している地(らしく)、あちこち
思い出の場所があり、従って訪問プランは平尾センセの
大構想に基づきそれを地元の上山、野尻両氏に修正し
てもらうという形にしました。言いだしっぺのタバコ屋は
と言うと、もともとMARUNAGEが得意技でもあり、まる
で修学旅行の生徒のように付き従うことにしました。

余談ながら、以前「野尻君の青春オデッセイア」の記事
では彼が同志社大学自動車部に入部したあとのことを
主に書いたのでしたがそのBEFORE部分がありました。
愛車遍歴1
この写真は野尻君から送って頂いた膨大な写真の中の
一枚で、恐らく昭和40年初頭のものだと思われますが、
オクルマはいすゞベレット4ドアセダンで正面のお嬢ちゃ
んは野尻君の妹さん、後ろに恥ずかしそうに写っている
のが中学生時代の野尻君です。前回の記事で福井の
イメージは雪深く風すさぶ日本海だと申し上げましたが
何の何の、暑い夏があるんじゃないですか。

藪から棒ながら、小学生と思しき野尻君の妹さん、心な
しかほのかな品性が漂っており、このお写真を写したの
がお父さんだとしても「早よ、写しよし」とか言ったんだろ
うか?。遠い記憶の中の夏休み、妹の麦藁帽子は何処
へ飛んでいったのだろう・・・。
ひまわり1
彼の当時の思い出の文言を引用しますと「実家がコン
クリート関係の仕事でトラックはいすゞだったこともあり、
乗用車もずっといすゞ車でした。フローリアンを買うと言
うので格好が嫌いだからと言って反対したことを覚えて
います。」
7月25日10-1
「父はじゃあカッコいい117クーペを買おうと終始言って
いましたが、何せ高価なクルマでしたから結局は実現し
ませんでした。当時ベレットがほぼ2台買える!価格で
したからね。」
IMG_0785.jpg
懐かしい写真と言えば、タバコ屋の手元にはこんな写真
があります。これは何を隠そう、今をときめく京都教育界
の重鎮、平尾センセのご幼少の頃の写真です。恐らく昭
和20年代後半のものと思われますが、ウイリスJEEPの
動くお子様用ジドウシャで、戦後食べるのに精一杯だっ
た時代にこのような希少かつ高価なノリモノをよくぞ買っ
て貰えたものだと思います。センセは既にこの頃から暴
走癖が芽生えていたらしく、前方の丸太に堂々と衝突を
試みているようです。

手前味噌ではなはだ恐縮ながら、タバコ屋の初孫はそ
の平尾センセよりPORSCHE911のノリモノオモチャを
昨年夏お誕生のお祝いに頂戴しており、現在は未来の
PORSCHEドライバーを目指して特訓中です。
IMG_5013-3.jpg
PORSCHEと言えばタバコ屋の同期で九州のラーメン
王こと末永氏の愛車がPORSCHE911カレラ4Sで(6代
目のポルシェ911で通常997の名称で呼ばれる)、彼
は九州地区のポルシェクラブのメンバーでもあります。
ちなみにタバコ屋は歴代ポルシェ911の中ではこのタイ
プのデザインが一番お気に入りでしたが、期せずして
末永センセも同じお気持ちだったようです。

そら、今出川で共に過ごした4年間は伊達ではなく、甘い
も辛いも共有した故に、価値観も同じようなものが芽生
えたのかも知れません。
IMG_5005-2.jpg
そのようなことで、タバコ屋がいつも申し上げている塊感
がありかつシンプルで無駄のない面とラインで構成され
たGOODデザインだと思いますが、NIPPON人デザイナ
ーは何故これが出来ないのだろう?。特にHONDAのデ
ザイナー諸君よ、この際猛反省しなさい

老婆心ながら末永氏に一つだけお願いしたいことは、お
年の割にはアドレナリンの分泌が多すぎるようなので、
福岡県警と仲良くならないようにして頂きたい。警察が
お好きであれば兵庫県警のギーちゃんがいらっしゃる
ではありませんか。

早くも話しが脱線しつつあるので、福井巡礼に戻します。
実は今回の訪問話より少し前、タバコ屋の赤いお嬢ちゃ
んこと愛車フェアレディS30Zを、親しくさせて頂いている
静岡の川嶋さんちに長期ホームステイをしエンジン・足
廻りを徹底的に再レストア?することになりました。
DSCN9545-1.jpg
蛇足ながら彼にご提示したタバコ屋のコンセプトは鉄人
28号の如く「ビューンと飛んでく鉄人28号」にして頂き
たいという意味不明なもので、川嶋さんも当惑している
ことと推察しますが、いずれ近い将来、上山、野尻両氏
がこの赤いお嬢ちゃんに試乗し、この世にこんな素晴ら
しくもパワフルなフェアレディS30Zが存在するのかという
カルチャーショックを味わって頂きたいというささやかな
望みもありました。
鉄人28号1
陸送でお届けすることにしたのですが、丁度福井訪問の
時期と重なったので、福井へ出発する日に松山へ乗って
行き、行きつけの整備屋に持ち込むことにしました。つい
て行きたいような心境で、後ろ髪を引かれる思いでしたが
しばしのお別れです。
DSCN3479.jpg
さて、いつもの上阪のパターンであるオレンジフェリーに
夜遅く乗って翌早朝の大阪南港に到着です。
DSCN3481.jpg
ニュートラムというモノレールに乗り、途中からは乗り慣
れた大阪地下鉄で上山青年の待つ緑地公園を目指しま
す。
DSCN3482.jpg
早朝にてスムーズに目的地に到着です。ただし田舎者
ゆえカードの金額が不足していて改札口を出られず、
まごまごしていると親切な若い女性駅員さんが丁寧に
チャージ代行をしてくれつつあったのですが、そこへい
きなり後ろから「チャンさん朝っぱらから何イチャイチャし
てるんです?」なんて言うけしからぬ男が出現しました。
振り返ると上山氏でした。
DSCN9965.jpg
余談ながら、同志社大学自動車部創部80周年大会の
前後でオーテス・ケーリ先生及びアーモスト館繋がりの
ご縁で親しくさせて頂いている、アーモストクラブOBの
吉﨑さん(川崎市在住)は、ここ緑地公園にもご自分の
マンションをお持ちで、東京、大阪を行ったり来たりの
羨ましい境遇です。
DSCN3484.jpg
上山青年の愛車VOLVO-XC70が駅前でお行儀良く停ま
っていました。タバコ屋はVOLVOに乗るのは久しぶりで
す。
DSCN3485.jpg
一瞬左ハンドルかなと思ったのですが、上山青年は右側
のドアを開けたので右ハンドルであることが判明しました。
リアゲートにはスエーデン製であることを示すSのマーク
やスエーデンの国旗が貼られていましたが中々良いご趣
味だと思いました。

余計なことながら、タバコ屋はVOLVOのアイデンティティ
でもある特徴的なリアコンビランプのデザインがお気に入
りで、あの独特のRを描くラインは中々他のプレミアムメー
カーも真似が出来ないところです。
DSCN3487.jpg
挨拶もそこそこに、平尾センセの待つ京都インター近く
の待ち合わせ場所まで急がねばなりません。上山青年
が随分使い倒したVOLVO-XC70ではありますが、快調
に名神をひた走ります。

メカマニアの上山青年らしくコクピットにはタバコ屋の知
らない計器類があれこれ取り付けられていましたが何に
使うのかは聞きそびれました。ご愛用のXC70は一世代
前のものながらコクピットのデザインはタバコ屋好みのシ
ンプルかつシンメトリカルなもので、個人的には最新の
XC70よりもこちらの方がGOODデザインだと思いました。

上山氏とは一昨年の大阪モーターショーでご一緒して
以来の再会だったのですが、途中上山氏はふるさと福
井の福井城址が県庁になってしまっており地方文化を
代表するランドマークであるべき福井城が県庁や消防
署では嘆かわしいといった話や、片やタバコ屋の住む
中島には信号が2つしかないというような話しをしました。
後日訂正
越前アオリイカこと野尻君よりご指摘があり、福井城の
テナント!は県庁以外では県警本部だそうで、タバコ屋
も道中、上山青年からそのようにお聞きした筈なんです
が記憶違いでした。
BMW5-4.jpg
突然の写真で恐縮ながら、かつてタバコ屋がアコード
ハッチバックに乗っていた頃、カミさんには内緒での次
の愛車として、ローヴァーと合作のHONDAレジェンドに
すべきかそれともBMW5シリーズにすべきかハムレット
のごとく真剣に悩んだことがありました。

これはBMWのチーフデザイナーだったNIPPON人!の
永島譲二さんがデザインしたBMW5ですが当時のBMW
は、PORSCHE同様無駄のない面とラインで構成された
塊感と清潔感のある
デザインで、タバコ屋はいたくお気に
入りでしたが結局はNIPPON人として、また同志社大学
自動車部の元キャプテンとしての矜持からという奇妙な
思い入れによりHONDAレジェンドを選択したのでした。
上山君1
道中で上山青年がポロッと漏らしたお話によると、どうも
彼の次期愛車候補はBMWであるらしく、彼の過去の凛々
しいパンタロンな人としてのお姿はともかく、現在のアピア
ランスからしてBMWが似合うのかどうか、また彼特有の
メカオタク的かつ変人っぽいご性格から総合判断して、
PORSCHEのSUV(マカンあたり)がお似合いだと老婆心
ながら思うのですが彼はPORSCHEはあまり関心がない
ようなので、それ以上はツッコまないことにしました。
DSCN7249.jpg
彼は情緒的なお話よりはオクルマのメカのお話の方が
お好きなようで、昨今流行のオンデマンド方式4WDシス
テム(コンピューターが自動的に最適な駆動方式を選択)
はホンモノの4WDではなくニセモノでけしからんという彼
独特の持論を展開し始めました。こうなるともう雪国福井
出身の彼の独壇場でメカオンチのタバコ屋はかなり閉口
気味でしたが、間もなく平尾センセとの待ち合わせ場所
「竹田」に到着したのでやや救われる思いでした。

平尾センセとも再会出来、いよいよ福井に向けて出発で
す。名神で米原まで行き、そこから北陸自動車道へ入り
敦賀経由で福井北ICを目指します。同釜の3人は久しぶ
りの再会を果たし、福井への道中は飽きることのない話
題でまったく退屈はしなかったのですが、南国育ちのタ
バコ屋にとっては3月下旬とは言えその残雪まだ解けや
らぬ景色は異国情緒たっぷりでした。
伊吹山6-1
敦賀までは琵琶湖東岸を走るので秀吉ゆかりの長浜を
皮切りに伊吹山を右手に見ながら途中信長亡き後羽柴
秀吉と柴田勝家が雌雄を決した「賤ヶ岳(しずがたけ)の
戦い
」の古戦場あたりを通過しました。

福井に至る道筋の地形は起伏のある深い谷間を縫うよう
になっていて、500年前武将はともかく足軽兵隊はすべて
徒歩で移動したわけで、賤ヶ岳の合戦どころか戦場にたど
りつくまでにヘトヘト状態だったのではないかと思います。

皆さんご存知の如く、この戦に破れた柴田勝家は北ノ庄ま
で退却し、自分の命運はもはやこれまでと、お市の方ととも
に自害して果てた戦国の世の悲劇の歴史がありますよね。
賤ヶ岳の戦い1
余談ながら、このやや手前に木の本というところがあり、
実は平尾センセのお嬢さんが嫁がれていて、ご主人は
NISSANのディーラーにお勤めの関係で最近娘婿殿の
お世話で平尾センセはパジェロミニ改めNISSANキック
ス(OEM車)を購入されました。平尾センセにしてみれば
京都で自称ミツビシPTA会長を長年に亘り拝命して来た
以上、そのようなオクルマの一台や二台無償でも手に入
るお立場ながら、ジジバカと申しますか、娘婿は可愛い
のでしょうね。
IMG_2615.jpg IMG_2618.jpg
今まで長年に亘りご愛用だったパジェロを手放し、ダウン
サイジングの実践としてご購入されたのでしたが、フツー
の人と違い彼はネジお父さん(キカイいじりエンスー)で
あるため、いじり倒さねば気が済まず最近とうとうキック
スをパジェロミニに改造してしまいました。
IMG_2616.jpg IMG_2640.jpg
リアのスペアタイヤケースには誇らしげに第3回同志社ラ
リーのカーバッジが取り付けられています。また最近では
ホイールハウスのブラック塗装から始まりタイヤスペーサ
ー装着によるワイドトレッド化等、そのネジ遊びは留まる
ところを知らず、タバコ屋はスニーカー代わりにとお勧め
したものの全く違う方向に暴走中のようです。予言して
おきますが今冬には、ラリータイヤ履いて雪深い今庄!
あたりに出没するかも知れません。

福井巡礼に戻ります。一行は途中賤ヶ岳S・Aは言うに及
ばず、南条S・Aやらあちこち休憩の後、やがて福井北
ICへ到着です。そこには若々しい同志社MANの野尻君
が待ってくれていました。尤も彼は年甲斐もなく野球帽
を被っていたのでそのように見えたのかも知れません。
DSCN3490.jpg
上山青年のオクルマは待ち合わせ場所の駐車場に置
いておき、野尻君の愛車メルセデス・BENZ-Eクラス
2.4Lステーションワゴンに乗り換えて本日の目的地に
移動です。
後日訂正
野尻君からご指摘があり、彼の愛車のBENZ-Eクラスは
正確な車名はE240ステーションワゴンでそれも後期型
にて、2.4Lから2.6Lにスケール(ボア)アップされている
そうです。

このドイツ製のオクルマはサンルーフを装備していたの
ですが、それに何とスリットの仕掛けがあり、暑い時は
サンシェードとして使えるという優れモノでした。気配り
おもてなしでは世界一のNIPPON車ですが、この仕掛け
は今まで見たことがなかったです。

前席パッセンジャーシートには土地勘のある地元出身
の上山青年にお乗り頂き、平尾センセとタバコ屋は黄
門さんよろしく後席でくつろぐことにしました。平尾センセ
は「いや~、野尻君久しぶりやな~」と言ったかどうか
忘れましたが、同釜4名が仲良く同乗して気分はいきな
り40数年前にワープです。

正直、平尾センセは卒業後も京都在住でしたので、同志
社大学自動車部新町ガレージにはかなりな頻度で出没
し、当時新入生だった野尻君らを相手に垂涎の的であっ
たミツビシ・ランサー1600GSラリースペックを前にして、
最新のラリー理論をご教授されたことでしょう。
12 A73
片やタバコ屋は卒業後、今出川からは遠ざかっていた
ので、野尻君との邂逅(めぐりあい)は今回が最初とい
うことになりますが、たとえ一度もお会いしていなくても
同志社大学自動車部の同釜というだけの「浮世の契り
で「竹馬の友」の如き信頼と交友が生まれるというのは
現代科学では解明出来ないことかも知れません。
7月21日 (9)-1
正確に言えばタバコ屋は卒業の翌年、昭和49年の卒業
生歓送会(早よ、しよし及びそんなんいやや~のお姉さ
ん方が卒業された年)には出席していますので間接的
には一度お会いしている筈です。

これから第一の目的地である「ゆのくにの森」へと向かう
のですが、途中抱腹絶倒のお話等もありまして、話せば
長くなりそうです。紙数も尽きてきましたので、そのお話
は次回の記事でご紹介したいと思います。お楽しみに。

福井巡礼 vol.1:プロローグ

平成29年5月9日
太陽がいっぱい1
いきなりの写真で恐縮ながら、タバコ屋を含む万博世代
の皆さんにとってはあまりにも有名なフランス・イタリア
の合作映画「太陽がいっぱい」は、哀愁溢れるテーマ曲
をバックに、アラン・ドロンのデビュー作とも言えるサスペ
ンス映画でしたが、ボンビーで野望を秘めた陰のある青
年が、アメリカから来た裕福な青年を殺害し彼女を騙し
て奪ったうえその青年になりすまそうという完全犯罪を
目論んだのでした。
太陽がいっぱい6
彼女を演じたのはマリー・ラフォレという女優さんでした
が、タバコ屋はあまり記憶に残っていません。その後の
ストーリーは警察がそれを嗅ぎ付け、最後はヨットから
海に投げ込んだ筈の遺体がひっかかったロープによっ
てヨットとともに陸揚げされるという劇的なラストシーンに
よってFINとなるのですが封切りは昭和35年(1960年)
ですから、愛しのオードリー・ヘップバーンとジョージ・ペ
パードが演じた「ティファニーで朝食を」が発表される前
年ということになり、タバコ屋なんかはまだ小学4年生の
頃のお話です。
イスキア島1
何故冒頭から「太陽がいっぱい」かというと、そのロケ地
は南イタリアのリゾート地、イスキア島で、陽光溢れる
地中海の眩しいイメージがタバコ屋の生まれ育った島、
瀬戸内海の「中島」に若干ながらも似ているからなんで
す。
イスキア島2
明るい海の色も似ており、電気もガスも水道も同様に付
いていますが、ただ違うのは建物のデザインと色です。
日本と地中海地方が全く異なるのはこの点です。一方
は絵になり片方は残念ながらあまり絵になりません。
IMG_1580.jpg
これはやや手前味噌ながら、もう30年以上!も続いてい
る恒例の「中島トライアスロン大会」の前座で、お子達の
ジュニア版トライアスロンの競技風景なんですが、大人
顔負けの結構な迫力バトルです。
IMG_1606.jpg
大人たちはと言うと美しい多島美を満喫しながら(でも
ないでしょうが)、スイム1.5kmバイク40kmラン10km
をこなしへとへと状態でゴールするという鉄人競技です。
ちなみに毛色の変わったところではこの中島大会に元
ヤクルトスワローズの古田選手が参加されていました。
また世界的にはF1ドライバーのジェンソン・バトン選手も
著名なトライアスリートですよね。
IMG_2873.jpg
こんなコスチュームで出場するお調子者もいます。にわ
かスコールにてその辺ドロドロでした。
IMG_2822.jpg
これは毎年、前夜祭で見事な京の舞を披露して頂くホン
モノの舞妓ハン親子です。おかあハンの方はややイメー
ジ壊れそうなお姿をしていらっしゃいますが・・・。
「おきばりやして、はよ、走りよし」とか・・・、そんなん言
われると気力も萎えるっちゅうの。

さて長い前置きとなりました。その南国育ちのタバコ屋
なんですが、この度は昨年夏に送られてきた一通のメ
ールが発端となり、その当事者である野尻青年の青春
オデッセイ全7編を執筆するに至り、挙句の果てはお住
まいの雪深い福井の地へ京都の元祖アオリイカ大魔王
こと平尾センセ及びやはり福井が故郷である大阪在住
で同志社大学自動車部のユル・ブリンナーこと公認会計
士上山氏とご一緒に殴り込みを掛けることになりました。
今回は崇高な目的で訪問するため、いわば巡礼と言う
ほうが相応しい旅となることでしょう。
砂の器3
上記のような環境で育ったタバコ屋ですので、福井と言う
とどうしても雪深く寒くて風の強い日本海の冬のイメージ
を描いてしまいます。
日本海と言えば松本清張の推理サスペンス小説の代表
作である「砂の器」を思い出しますよね。既に何度も映画
化やTVドラマ化されて皆さんよくご存知だと思いますが、
タバコ屋が最も印象に残っているのはやはり最初の映画
化作品で昭和49年(1974年)封切られました。昭和49年
と言うとタバコ屋が同志社大学自動車部を卒業した翌年
と言うことになり、随分若い頃の作品であった訳です。

主演は加藤剛でその恋人役が島田陽子、脇役として丹波
哲郎、森田健作、緒方挙、加藤嘉、等々豪華キャストで監
督は野村芳太郎でした。
砂の器2-1
「砂の器」は昭和35年(1960年)5月から翌年4月にかけ
て「読売新聞」夕刊に連載されたいわゆる推理小説もの
で、時代背景としては、戦中から終戦直後及び戦後にか
けての日本が描かれています。
おさらいの意味であらすじをご紹介しますと、ある日の
早朝、国電蒲田操車場内にて、男の殺害死体が発見さ
れた。前日の深夜、蒲田駅近くのバーで、被害者と連れ
の客が話しこんでいたことが判明するが、被害者のほう
は東北訛りと思しきズーズー弁で話し、また二人はしき
りと「カメダ」の名前を話題にしていたという。当初「カメダ」
の手がかりは掴めなかったが、ベテラン刑事の今西栄太
郎は、秋田県に「羽後亀田」の駅名があることに気づく。
今西は若手刑事の吉村と共に周辺の調査に赴くが結果
は芳しいものではなかった。帰途につこうとする二人は、
そこに評論家・関川重雄と前衛音楽家・和賀英良がいる
のを発見した。
砂の器13
一方殺人事件の捜査は行き詰まっていたが、被害者が
島根県出雲地方の元巡査「三木謙一」であることが判明
する。実は島根県出雲地方は東北地方と似た方言を使
用する地域であることがわかり島根県の地図から「亀嵩」
の駅名を発見する。続いて第二・第三の殺人が発生し、
事件の謎は深まっていくが、長い探索の末に、今西はつ
いに犯人の過去に迫ることになる。
砂の器12-1
捜査はやがて、本浦秀夫という一人の男にたどり着く。
秀夫は石川県の寒村に生まれた。父・千代吉がハンセ
ン氏病に罹患したため村を追われ、やむなく父と巡礼
(お遍路)姿で放浪の旅を続けたが、秀夫が7歳の時に
父子は、島根県の亀嵩に到達し、当地駐在の善良な巡
査・三木謙一に保護された。三木は千代吉を療養所に
入れ、秀夫をとりあえず手元に置こうとしたが、秀夫は
すぐに三木の元を逃げ出し姿を消した。
砂の器12-11
大阪まで逃れた秀夫は、和賀英蔵・キミ子夫妻のもとで
住み込み奉公していたが大阪市浪速区付近が空襲に遭
い、住民の戸籍が原本・副本ともに焼失した。当時18歳の
秀夫は戸籍の焼失に乗じて、和賀夫妻の長男・和賀英良
として年齢も詐称し、新たな戸籍を作成していた。
砂の器8-2
いまわしい過去を消し去り長じては前衛音楽家として華々
しい再スタートを切ったかに思われた矢先、その三木巡
査から英良のもとへ便りが届き、父千代吉が生きている
ことを告げようと東京に上京し、事件の冒頭のバーで英良
に再会するが英良は自分の過去がバレるのを恐れ三木を
殺害する。第二・第三の殺人も犯し完全犯罪になるかと思
われたが、今西刑事の執念の捜査はそれを許さず、英良
の新作発表会の会場へ逮捕状を携え吉村刑事と赴くので
あった・・・。
砂の器7
加藤剛演じる英良の恋人役で英良の子を宿しながら捨て
られ失意のうちに流産出血多量で死んでしまう可愛そう
な女性を演じたのが若き日の島田陽子ちゃんです。これ
がまたタバコ屋にとってはTOTEMOお気に入りでした。

「あなた、今晩はすき焼きにする?、それとも水炊き?」
なんてもし陽子ちゃんが言ったとしたら、タバコ屋はその
場で失禁、気絶することでしょうよ。これを究極の楽園と
申しますが、イエスだって、空海だって、親鸞だって、
果ては日蓮だって現出することは不可能だと思います。
HONDA-F1チームでは1,000馬力のエクスタシーなんて
言っていた時代もかつてあったようですけど・・・。
砂の器11-2
タバコ屋より3つ年下のお嬢ちゃん(だったの)ですが、
持って生まれた品の良さというのは争えません。陽子
ちゃんお願いですから、タバコ屋の方を見ないで下さい。
ハイライト10本まとめて吸ったくらいクラクラが来てしま
います。そうでなくとも最近狭心症のカテーテル手術で
一命を取りとめたばかりなんですから。

余談になりますが、上記二つの映画が作られたのは10
年程の開きがありますが「太陽がいっぱい」が封切られ
た頃、「砂の器」が新聞に連載されたのでした。偶然なが
ら二つの物語の主人公は暗い過去を持ったボンビーな
青年で、犯罪を犯してまで自己中な野望を果たそうとした
ことがよく似ていますよね。

タバコ屋が何故「砂の器」を持ち出したかと言いますと
小説の舞台は石川県だった訳ですが、福井、石川とい
うのは隣接しており、他県からみると同じに思えてしま
うのです。よってタバコ屋のイメージする日本海の厳し
い感じをご説明しようとこのようなお話しになりました。

さてタバコ屋は福井巡礼をしなくてはならないのですが
またもや寄り道をしてしまいました。この現象をダッチロ
ールと言うのか、ミスコースと言うのか、4輪ドリフトと言
うのか分かりませんが、ステア修正をしていよいよ巡礼
に出発です。

大阪で上山青年が愛車に乗せてくれて、途中京都で
平尾センセをお迎えし、3人そろっていざ福井へという
算段ですが紙数も尽きてしまったようですので、この続
きは次回の記事で詳しくお伝えします。お楽しみに。

次の記事の予告 vol.9

平成29年5月8日
タバコ屋は、同志社大学体育会自動車部に入部するま
ではアオリやプレッシャーというコトバには無縁だったよ
うに思うのですが、その後4年間でそのような事態に数
多く遭遇し「ああ都会での学生生活の何と不自由な事よ」
と松山ゆかりの夏目漱石の如く嘆いたものでした。
(ちなみに彼は松山では親友子規と愉快に過ごしたよう
ですが、ロンドンでの留学生活時代は半ばノイローゼ状
態だったようです)
夏目漱石1
そのような諸々の事も卒業後は開放されたかに思いき
や、よわい60有余年を経て昨今やたらとその類の現象
に遭遇しつつあります。京都宇治の元祖アオリイカ大王
を筆頭に、福井には新種の越前アオリイカが発生しつつ
あり、また大阪豊中あたりにも珍種のアオリイカが、大阪
福井間を回遊大繁殖しつつある実態を見るに付け、タバ
コ屋としては、やや恐怖に近いプレッシャーを感じつつあ
る昨今です。「次の記事、早よ書きよし!」とか?。

★★島のタバコ屋の独り言★★
【7月31日:ああ創業100年】 島のタバコ屋、即ち富永呉服店が創業100年を迎えたことは先般お伝えした通りですが、皆さんよくご存知の世界的宇宙物理学者、故ホーキング博士によれば、100年なんて宇宙的時間軸で言えば、一瞬のまばたきに過ぎない訳で「島でのことも夢のまた夢」ということになりましょう。それはともかく4才の頃から道端の草にも「コンニチハ」なんて愛想を振り撒いて来たタバコ屋にしてみれば「店は客のためにある!」以上、未来永劫、店の続く限りそのテーゼを実践し続けるしかないのです。京都で300年続く老舗料亭、老舗呉服問屋もその志があったのかどうか、お聞きしたことはありませんが、当らずとも遠からじではないでしょうか。
◆◆島のタバコ屋メニュー◆◆
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