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好みの基準 vol.7:カーデザイン

平成26年11月5日
ここのところ公務が多忙で季節外れの記事を3つほど書
くとやや疲れました。コーヒータイムのつもりで好きなオ
クルマについて書いてみたいと思います。タバコ屋はい
つも洋の東西を問わず新しく発売されるオクルマのデザ
インについて苦言を呈してきたように思いますが、好み
のものもあるわけで、決してアマノジャクではありません。
そのことを中心に茶飲み話をさせて頂きます。
平安神宮1-1
匠の民、日本民族は神社、仏閣は言うに及ばず日常使
う品々さえもすべて工芸品や芸術品に仕上げねば気が
済まず、たしなみや趣味の分野においても「・・・道」とか
名付けてとにかく究極を目指すのです。凝り性と言いま
すか、繊細な感性を持ち合わせていると言いますか、
世界に冠たるオタク民族なのです。
瑞穂の国5
もう一つ言えることは、ファーイースト(極東)の島国ジパ
ングの民は大陸からの稲作伝来による縄文から弥生へ
とライフスタイルの一大変革(狩猟・採集→稲作農耕)以
来、文化というものは外部から来るものとひたすら信じ、
当初は遣隋使、遣唐使に象徴されるように中国、朝鮮か
ら新しい文化を貪欲に吸収してきました。
ヤマトの国をまとめるため当時最先端のハイカラ宗教だ
った仏教を導入したり、律令制や都のレイアウトをうわべ
だけ真似たり、言葉は悪いですがすべてパクリでした。
フランシスコザビエル1
中世ともなると立ち遅れていたヨーロッパもルネサンス
により飛躍的な近代化を果たし、マルコポーロが煽るよ
うな紀行文を書いたために黄金の国ジパングを目指して
押すな押すなの探検航海ブームが起こり、それにつれて
南蛮文化(スペイン・ポルトガル)が日本にもたらされ、
テッポウの出現となりました。それ以降は、江戸幕府が
馬鹿な鎖国政策を採ったのでしたが、それでもオランダ
文化のみが細々と入ってきました。
江戸時代、思想面では中国、朝鮮が本家の儒教(朱子
学)をさかんに奨励したため中国、朝鮮はもとより日本
を含む3国とも近代化が立ち遅れてしまったのでしたが
皮肉にも日本のみはその朱子学の尊王攘夷思想により
逆に革命がおこり徳川幕府はある意味自己崩壊してし
まいました。不思議なことに、それ以降は尊王攘夷思想
など誰も言わなくなったのです。
(関連記事:八重のこと vol.1参照願います)
八幡製鉄所5
近代即ち明治維新以降は当時七つの海を制し、世界の
覇者であったイギリスや新興のドイツの文化が怒涛のご
とく入ってきて遅れていた日本の近代化が果たせました。
その行きつく先として、アメリカとの不幸な戦争のあと、
戦後今度はそのアメリカ文化一辺倒となり今日に至って
いることは皆さんよく御存じの現代史です。
平山郁夫:流砂浄土変1
つまり有史以来、極東の終点の島国という地理的な特
徴もあってはるか西域、ペルシャ(イラン・イラク)や天竺
(インド)の文化がシルクロードを経由し、アレンジされつ
つ中国に伝わり、それがまた中国もしくは朝鮮経由で終
着駅日本へと伝わって来ました。
中世以降はそれに取って代わってヨーロッパの文化が
入って来た訳ですが、我がジパングの民はそれらをこと
ごとく積極的に採り入れて自分のものとしてきました。
悪く言えばパクリで、創造性がないとも言えますが、良く
言えばお手本をもとにそれを改良、洗練させるのがとて
も上手な民族であるとも言えます。
(関連記事:校長先生の青春 vol.2:されどもラリー参照
願います)
零戦-20
近代ノリモノの世界で言いますと、かつて昭和の初期に
はゼロ戦や隼を生み出し、世界有数の軍事ヒコーキ大
国に成長していました。その代表選手は中島飛行機と
ミツビシだったのでしたが、しかし先の不幸な戦争でアメ
リカに完膚なきまで叩きのめされ、その目論見は泡と消
え去りました。アメリカに占領されてからはヒコーキに関
する産業はすべて封じられたもののその末裔たち、即ち
技術者グループは健在で、その卓越した能力をどこに
向けるかということで当初はヤカンや鍋を細々と作って
いたようでしたがそれで満たされる訳はなく、やがて 新
興のオクルマ分野にそのエネルギーを注ぐようになりま
した。その後世界的なモータリゼーションの波に乗って
奇跡とも呼べるような一大発展を遂げ、今ではかつての
ヒコーキ大国ならぬ世界一のオクルマ大国となったこと
は皆さん周知のサクセスストーリーです。
(関連記事:究極のレストア参照願います)
ブルーバード310-1
敗戦当時オクルマ後進国であった日本にとってそのお手
本はアメリカ及びヨーロッパだった訳で、まず徹底的に真
似ることから始めました。その結果メカと生産技術をマス
ターし日本民族の特徴である匠心、また改良、洗練の
能力をフルに発揮し今日に至りました。
カーデザインの分野でも、最初は欧米メーカーのコピー
もしくはアレンジ程度が精一杯で独自のデザインなど夢
のまた夢でした。しかし世界一のオクルマ大国になった
今、デザインの面でもオリジナリティーが要求されつつ
あるのです。
風神・雷神図4
申し遅れましたが、墨絵、浮世絵、漆工芸の日本では線
と面の表現は上手なのですが、古来より仏像以外の彫
刻文化と言うものがなく、塊感を表現するということが苦
手だったように思います。
カーデザインはもろにオクルマという塊を形にする作業
ですので、タバコ屋の独断ながら、日本人は伝統的に下
手というか苦手分野だと思います。ジパングの文化土壌
では仁王像は作れてもミロのヴィーナスは作れなかった
のです。
(関連記事:ハローたんぽぽ vol.5(完結編)参照願い
ます)
ミロのヴィーナス5-1
ただモノマネ大国日本も昭和40年(1965年)代の高度成
長期を迎えるに当たり徐々に日本独自のカーデザイン
が生み出されるようになりました。
タバコ屋の独断にはなりますが、そのキッカケとなったの
が当時ニッサンに入社し発売間もないピニンファリーナ
デザインのブルーバード410をぼろくそにけなしたデザイ
ナー松尾良彦氏で若気の至りだったとはいえ、その後
自身で410を改良しスポーティ版のSSSシリーズを成功
させる等大変気骨のある方でした。やがてそれはP510
-SSSの大成功へと繋がっていきます。
IMG_3138-1.jpg
その彼が満を持してデザインしたのがフェアレディS30-Z
でした。Zのデザインは当時一流のスポーツカーであった
ジャガーEタイプにやや似ているという面もありましたが
クローズドボディでフロントエンジンの2シータースポーツ
カーとなれば外観が似てくるのは仕方のないことでした。
タバコ屋お気に入りのデザイナーでもある松尾氏デザイ
ンのフェアレディZは当時としては最先端のモダンかつ
オリジナリティー溢れるデザインだったと思います。
(関連記事:荒ぶる心 vol.1:フェアレディZ参照願います)
IMG_3154.jpg
それが証拠に発売後は世界的な大ヒットとなり、世界で
最も売れたスポーツカーとなりました。尚、Zのリアエンド
はスパッと切り落としたコーダトロンカと言う形状を採用
してスポーティさを表現しています。
またデビューするやいなや、JAPAN代表選手としてサフ
ァリやモンテカルロの国際的なラリーやレースで大活躍
したことも忘れることは出来ません。
(関連記事:今出川でのこと vol.1参照願います)
240Zサファリ11-1
これは昭和46年(1971年)、サファリラリーのデビュー戦
でE・ハーマンのドライブにより、いきなり総合優勝した時
のもので、悪路走行用に車高が極端に上げられている
のがおわかりかと思います。排気量が2400ccだったので
240Zと呼ばれますが、ワークスチューンのこのオクルマ
は耐久性が優れていたのみならず、同時に出場していた
ポルシェ911よりも確実に速かったそうで、極東の小さな
島国からやって来たこのスポーツカーが世界をアッと言
わせたのです。
(関連記事:零戦の末裔参照願います)

長い前置きはそのくらいにして、今回はカーデザインに
ついてのタバコ屋の考えや好みをお話しすることに致し
ます。わかりやすくするためにタバコ屋独自のカテゴリー
分類をさせて頂きます。
スーパープレステージカー
我々庶民とはご縁のない限られた富裕層の乗られるオ
クルマで欧米貴族、富豪、アラブの王族、ロシアの俄か
成金などがその顧客でしょうか。タバコ屋のお気に入り
はズバリ、ロールスロイス・ゴーストです。
ゴースト12-1
以前の記事にも書きましたが、一世を風靡したシルバー
シャドウの後継機種で、破たんしたロールスをBMWが
引き取りそのお蔭でニューデザインのゴーストを世に出
すことが出来ました。
デザイナーはイアン・キャメロンですが塊感の表現がと
ても上手でシンプルな面構成の中に品性のある高級感
とダイナミックかつモダンな感覚を表現しています。独自
のツートンカラーがとてもお洒落な印象ですが、たたボ
ンネットを通り越してAピラーまで同色にしたのはやや
違和感があります。
ゴースト7-1
尚、余計なことながらゴーストもつい最近マイナーチェン
ジされました。タバコ屋の持論として、マイナーチェンジ
してデザインが良くなったためしはなく、オリジナルの良
さを損なうだけでゴーストと言えども例外ではありません。
世界に冠たるロールスであるならば、そんなセコイこと
はやめてメカの改良や内装のリファインに留めるべきだ
と思います。
(関連記事:好みの基準 vol.4:品性とダイナミズム参照
願います)
ゴーストコクピット3
ゴーストのコクピットです。良くも悪くもショーファードリブ
ン(お付きの運転手)なので関心はあまりありませんが、
高級感は十分でしょう。
先代のシルバーシャドウまでは何やらショボい補機類が
いっぱいくっついていた印象がありますが、余分なもの
がなくなりシンプルかつ重厚感のあるコクピットとなりま
した。
スーパースポーツカー
このカテゴリーでは永遠のライバル、ドイツのポルシェか
イタリアのフェラーリで決まりでしょう。最先端ではポルシ
ェ918スパイダーが最も無駄がなく洗練されたデザイン
だと思います。
918スパイダー21
スーパーカーにありがちな奇をてらった派手さもなく革
新的なハイブリッドメカを内に秘めつつ、外観は極めて
シンプルにまとめています。
918スパイダー15
コクピットは贅肉を落とし、無駄なものは一切ないやや
味気ないものですが、メーターパネルは一個づつ独立し
ており、中々マニアックなしつらえです。ただしセンター
コンソールのデザインはもう少し工夫があってもいいよう
に感じます。
フェラーリ348-7
過去の好みで言いますとフェラーリ348のデザインが最
もお気に入りで、ピニンファリーナらしいダイナミックかつ
モダンな造形は今でもうっとりします。特にサイドライン
が美しくミッドシップスポーツカーらしいプロポーションで
非常にバランスが取れています。またドアサイドに設け
られたエアインテークもスリットが入り非常に個性的かつ
ダイナミズムを感じさせます。
フェラーリ348-3
初代HONDA-NSXはこの348を仮想ライバルとして開発
され、運動性能は互角、静粛性、ドライバビリティ、快適
性能では数段上だったそうで自称元HONDA-PTA会長
としては鼻高々なんですが、悲しいかなデザインについ
ては足元にも及ばず、と言うかときめきを感じさせるもの
がなく、その結果としてタバコ屋の理想のスーパーカー
はNSXのメカに348のボディを被せたものとなっています。
(関連記事:ブランドに秘められたもの vol.2:外国車参照
願います)
スーパーGTカー
文字通りグランドツーリングカーで高性能なメカを搭載し
ながらも、日常の使用に耐えるものでなくてはなりません。
オネダン関係なしでデザインのみで言いますとタバコ屋
のお気に入りは何と言ってもアストンマーティン・DB9で
しょうか。
DB9-7.jpg
フォルムそのものはフロントエンジンのため古典的なロン
グノーズ・ショートデッキスタイルですが、それよりも滑ら
かで流れるようなラインによるボリューム感が何とも言え
ないのです。やや気恥ずかしい表現をするならば官能
的でセクシーであると申し上げましょう。
特徴的なラジエターグリルの形状もアストンマーティンの
証としてモチーフを変えることなく継承されており、こうい
うところが欧米車の上手なところで、国産メーカーも是非
真似てほしいと思います。
DB9-6.jpg
それはリアスタイルにおいても同様で、かえってフロント
よりもリアの方がバランスが良い感じを受けます。尚、
これはタバコ屋の持論ながら、ナンバープレート位置は
リアトランク正面に配置すべきです。よくバンパー部分
に配置している例を見かけますが、トランク部分が間延
びして好ましくありません。HONDAレジェンドよ反省しな
さい。
DB9コクピット-3
そのコクピットです。コノリーレザーの上質な香りに包ま
れていればもう一日中座っていても飽きません。シンプ
ルで文法どおりのコクピットは何の不満もありませんが、
しいて言えばセンターコンソールをもう少し直線的にして
ほしいところです。
(関連記事:GTのお話 vol.1参照願います)
プレステージセダン
昨今はアウディが大躍進し従来はメルセデスとBMWの
酒池肉林であったカテゴリーへ割り込みつつあります。
タバコ屋はかつてレジェンドを20年に亘って愛用してき
ましたが、購入時の比較で真剣に悩んだのがBMW5で
した。
BMW5-4.jpg
20年前のデザインながら今でもグッドデザインであると
思います。尚、日本人デザイナーのことをやや否定的に
書いてきましたが、BMW5のデザイナーは何と日本人の
永島譲二氏で意外や意外、たいしたものです。永島氏を
至急HONDAのチーフデザイナーにお招きしたいです。
現職はどうするかですって?、即刻クビです。
ついでながら日本車をコテコテのデザインで醜い姿にし
ている他の日本人デザイナー達も全員辞表を書いても
らいたいと思います。
(関連記事:好みの基準 vol.2:愛車変歴参照願います)
コンパクトスポーツセダン
時代も古く、大変好みが偏りますが、タバコ屋のお気に
入りスポーツセダンはかつてランチアデルタ・インテグラ
ーレでした。
デルタインテグラーレ6
デルタのデザイナーがこれまたタバコ屋ごひいきのジウ
ジアーロで、この舌をかみそうな名前のオクルマをいたく
気に入っていました。
しかしやたら故障しそうな感じでまたパーツも入手しづら
いと思ったので購入は断念しました。フロントフェイスは
今一つながら、当時斬新だったブリスターフェンダーが
とてもかっこよく見えました。
デルタインテグラーレコクピット5
ただタバコ屋お気に入りのジウジアーロもコクピットデザ
インはあまり上手だと思いません。ま、この時代はこの
ように直線的な造形が主流ではありましたが、正直なと
ころ安っぽいです。
プレミアムSUV
流行りというのは恐ろしいもので、今やSUVでなければ
オクルマにあらずという風潮で、世界中のメーカーが乗
り遅れまいとその開発に必死になっています。しかし元
々このカテゴリーはヨーロッパの貴族が狩りをする時の
オクルマとしてシューティングブレークとかクロスカントリ
ーとかいう名前で存在していました。
また広大な国アメリカでは狩猟ではなく、あれこれ荷物
を放り込んでキャンプに出かけたり長距離移動するため
にピックアップトラックを改造したRV(レジャー・ビークル)
に人気がありました。
さらにさかのぼればアメリカ陸軍が第二次大戦時に開
発したジープ等の軍用車両が原点で、どれらも道なき
道を泥んこになって走破するのが目的でした。
ジープ3
ところが近年これがかっこいいということで泥んこにはな
らない都会で乗り回すSUV(スポーツ・ユーティリティ・
ビークル)として注目され、ユーザーが要求したのかメー
カーが企んだのかわかりませんが、あれよあれよと言う
間に大流行となった次第です。
旧型レンジローバー7
ここでは元祖SUVという意味でレンジローバーではない
でしょうか。SUVのロールスロイスと大げさに言う方もい
るようですが、元々顧客がハイソサエティであったため
ロールスに乗っている方のセカンドカーとしてレンジロ
ーバーが多かったからではないでしょうか。でもローバ
ーも元はと言えば軍用車メーカーでジープと同様泥んこ
車を作っていたのです。
このモデルは一世代前(3代目)のものですが4代目の
最新モデルはフロントグリル等がやや装飾的となってお
り、タバコ屋はシンプルなこの先代モデルが一番のお気
に入りです。
旧型レンジローバーコクピット3
そのコクピットですが、レンジローバーらしく上質な品性
の漂うデザインです。かつては七つの海を荒らしまわり
強盗、泥棒大国であったイギリスも、その結果世界一の
お金持ちになってからは急に紳士・淑女の国となり、諸
々のことがソフィスティケイト(洗練)されてきました。
その結果のセンスの良さではあるものの今となっては
黄昏の大英帝国となりました。
初代レジェンド-1
余談ながら、そのローバーの歴史についてはお話しす
るのも煩わしい程紆余曲折を経ていますが軍用車から
始まって上質な乗用車であるローバー2000等を輩出し
た後は、経営が苦しくなり昭和54年(1979年)には我が
HONDAと提携し、バラードを始め本命であるHONDA初
の大型セダンであるレジェンドを共同開発しました。
この提携はかなりの成功を収めHONDAが経営の主導
権を握るかに見えましたが、突如ドイツのBMWがローバ
ーを買い取ることになりHONDAとの提携は解消となりま
した。(下の写真は初代レンジローバー)
旧型レンジローバー12
歴史にIFはありませんが、提携がそのままうまくいって
いれば今頃HONDAは世界最上級のSUVブランドを手に
していた訳です。ただ残念なことに、BMWもBL(ブリティ
ッシュレイランド)グループ買収の中の一ブランド、ミニは
成功を収めたものの、ローバーは余程手に余ったようで
フォードに売却した挙句、現在は何とかつて自国の植民
地だったインドのタタモータースに買収されるという皮肉
な結果となりました。
レンジローバーの名声は既に世界の富裕層に確固たる
ものがありインドのメーカーがその経営権を持つに至っ
ても「腐っても鯛」と言いますかSUVの一級品であること
に変わりはありません。
IMG_2504-1.jpg
ちなみに写真はタバコ屋の古くからのお取引先である
芦屋のいかりスーパーさんの地下駐車場ですが、どう
いう訳かレンジローバーやBMW、メルセデス、ポルシェ、
がごろごろ止まっていてます。
富裕層の方々はこういうオクルマで普段のお買い物をさ
れているということでしょう。タバコ屋のスーパーでは営
農サンバーとスズキキャリーが主体で、まるきり違う国
のお話のようです。
(関連記事:ヤマトとラムネ参照願います)
コンパクトSUV
ポルシェカイエン
世界のトレンドは今やSUV一色という状況の中で世界
最高峰のスポーツカーメーカーの一つであるポルシェも
SUVのカイエンを発売したのですがあれよあれよと言う
間に定番の911を凌ぎ今では全体の売り上げの半分以
上はSUVであり孤高のポルシェといえども世界の大きな
流れには逆らえないのです。
そのような状況の中コンパクトクラスにおいても世界中
のメーカーがSUV仕立てのオクルマをラインナップする
ようになりました。このカテゴリーでは本格的な悪路走
行車両というよりはタウンユースのおしゃれな実用車と
して開発されたものがほとんどです。
クロスポロ13
その中でタバコ屋の最もお気に入りはVWの初代クロス
ポロです。実用車としてどこにもラインの無駄がなくしか
も塊感を上手に表現したGOOD-DESIGNだと思います。
車高を高くしてあるので乗降がしやすく、4ドア+ハッチ
バックというレイアウトも非常に実用的です。
フロントバンパーにお遊びでくっついているモールもなか
なかスポーティで、見かけ倒しではあるもののSUVらしい
演出です。
クロスポロ15
そのコクピットですがVWの実用車らしく清潔でシンプル
なデザインです。メーターパネルは申し分なく、コクピット
デザインかくあるべしというタバコ屋お気に入りのもので
すが、以前の記事でも指摘した通り、センターコンソール
はやや味気なく物足りない気がします。
(関連記事:好みの基準 vol.6:セカンドカーのこと参照
願います)
コンパクト2BOXカー
もうこのカテゴリーの選択肢は星の数ほどあり、皆さん
のお好みも様々だと思うのですが、タバコ屋のお気に入
りはズバリBMWミニです。
BMWミニ-1
BMWミニがデザインにおいて優れていると思うのは旧型
ミニのモチーフを上手に生かし、すべて新しくなったにも
拘らずそのアイデンティティを損なうことなく新型ミニに
継承されていることです。これは真っ新にデザインする
よりも数段難しいことかも知れません。
またサイズが小さく実用的であることに加え、愛嬌のあ
るファニーフェイスは思わず顔がほころびる癒し効果を
持っています。
BMWミニ-3
そのコクピットです。たしかに円を基調としたコクピットデ
ザインは個性的ではありますが、スピードメーターは体
重計のようでもありやりすぎの感は否めません。外観は
申し分ない出来ながら室内デザインは落ち着きがなく、
やや腰が引けます。
尚、BMWミニのSUV版であるクロスオーバーも発売され
ましたがタバコ屋はそのデザインをあまり好きではあり
ません。
ヴェリーサ5
数ある国産車の中で、このマツダヴェリーサは地味なが
ら無駄なラインがなく4ドアハッチバックというレイアウト
にて塊感を上手に表現していると思います。最近のマツ
ダ車一連のデザイントレンドはあまり好きではありませ
んが、和製ミニとも言えるヴェリーサのヨーロッパ車的な
感覚がタバコ屋のお気に入りです。また発売後10年が
経過していますがモデルチェンジをしないというのも中々
信念があってアッパレだと思います。
ヴェリーサ11
リアゲート周りも非常にシンプルかつボリューム感のあ
るデザインで、こてこてした余分なモールもなく好ましい
です。またフェンダーの張り出し方も、メリハリがあって
タバコ屋好みです。
ヴェリーサ7
ヴェリーサのコクピットですが全体にVWとよく似たセンス
でまとめられ非常に好ましいもののセンターコンソール
のデザインが今一つ大味で家電製品っぽく感じます。
またいくらコンパクトクラスとは言うものの、シフトゲート
のデザインはもう少し高級感を持たせてほしかったと思
います。
尚、ヴェリーサの名誉のために付け加えますと、メーター
の照明をバックライト方式にしたり、タイヤサイズをアップ
したりとこの10年で細かい改良はされており、3~4年で
チンケなモデルを次々と出す愚を繰り返す他のメーカー
を見るにつけモデルチェンジはかくあるべしと思います。

そのようなことで、話せばまだまだ延々と続きますが、以
上で概ねタバコ屋のカーデザインの好みがお分かり頂
けたと思います。コーヒーも飲んでしまったようですので
今日はこれくらいで終わりに致します。最後までお読み
頂き有難うございました。

コメント

No title

ちゃっす!
日本人は優秀だと思いますが、良いものや独創的なものを分からない人の方が多いのだと思います。
分からないだけでなく潰しにかかるから始末が悪いところですね。 物に対するこだわりが無いところもトヨタ車が一番売れるところと関係してますよね。
デザイナーもセンスのある人は結構いるのに、全部センスを理解できない責任を売れない時の回避したい役員に押さえ込まれているのでしょう。
デザイナーももっと自己主張するべきで、ダメなら全員辞めてやるくらいの自分のデザインに誇りを持っ欲しいと思います。
ショーモデルはバッチリなのに市販車はなんじゃこれみたいな場面はしょっちゅう。
デザインはバランスと雰囲気と機能美の融合だと思います。
ただ、センスは十人十色でこのデザインは明らかにアンバランス雰囲気なしの車でも良いデザインと思う人がいるので、??
な時も多く、何とも理解できない瞬間です。

Re:ああ日本民族よ

拝復、ちわっすです。またもや上山青年の過激な発言が飛び出しました。日本民族は独創的なものを否定する人種であると!!。言われてみればそうかも知れず、とにかく有史以来2000年にわたりひたすら外来の文化を金科玉条のごとく受け入れてきた訳ですから、急な変身は難しいのだと思います。記事でも書きましたがもう今後は教科書がない訳で、日本人自らがアイデンティティを構築していくしか道はないのです。ただそれがプレデター顔とか品性を損なうデザインは困りますが、独創的かつ知性溢れるものであればお互い大歓迎ですよね。

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★★島のタバコ屋の独り言★★
【4月10日:ああ創業100年】    島のタバコ屋は先々代が呉服屋を創業以来3代目となり、その間戦後間もない頃には島のバス運営事業を試みる等様々な営みを経て今日に至っています。皆さんよくご存知のNIKONも創業100年なんですが、比較にはならないものの同じ時代を生きてきた訳です。かつてオハイオのメアリーズビルで活躍する夢を抱いたこともあった青年も年を取りました。さて今後の100年をどのように生きて地域のお役に立っていくか、タバコ屋にとっては後継者である倅への「死に土産」としてそのコンセプトを確立しておく必要があると考えています。しかし倅にとっては年寄りの余計なおせっかいに写るかも知れませんよね。
◆◆島のタバコ屋メニュー◆◆
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