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燃えよ剣 vol.2:HONDAの挑戦

平成27年7月26日
2015年F1-GPの火蓋はとっくに切って落とされているの
ですが期待されたマクラーレン・HONDAは只今大苦戦
中です。HONDAファンのみならずオクルマ好きの方々
は、歯がゆい思いをされているのではないでしょうか。
F1ウイリアムズホンダFW11B-5-1
HONDAの過去の実績から言えば、第二期のF1活動期
が最も成功しており1.5L-V6DOHCツインターボエンジ
ンは1,000馬力近くを発生していたと言われ、それを搭
載したウイリアムズFW11は1986年、87年(昭和61年、
62年)と2年連続でチャンピオンとなりました。
F1マクラーレンホンダMP4・4-5-4
その翌年1988年(昭和63年)からはマクラーレンとコンビ
を組むこととなりその1.5L-V6DOHCツインターボエンジン
はマクラーレン・HONDA-MP4/4に搭載され16戦中15勝
と圧倒的な勝利を収めました。
F1マクラーレンホンダMP4・5-6-1A
その当時、HONDAエンジン以外ではF1で勝てないと言わ
れつつあり、その破竹の勢いは他のチームがモチベーシ
ョンを失ってしまうほどでした。多分そのせいなのでしょうが
次年度はエンジンの規格が変更になり、3.5L-DOHC・V10
自然吸気エンジン+MP4/5シャシーで1989年、90年(平成
元年、2年)の2年間チャンピオンに君臨しました。
HONDARA109(V10)-8.jpg
もうマクラーレン・HONDAの独走状態で他のチームはお
手上げでした。マクラーレン・HONDAとそれを見事に操っ
た天才ドライバー、アイルトン・セナにとっての絶頂期は
この頃だったと思います。
アイルトン・セナ2
尚、蛇足ながらセナと同等の実力を持ち、僚友であった
アラン・プロストはマクラーレン・HONDAの躍進に随分
貢献したにも拘らず、日本では全く人気がありませんで
した。セナの神秘的なカリスマ性の前に霞んでしまった
感があります。
(関連記事:鈴鹿サーキットのこと vol.4:絶頂期参照願い
ます)
F1マクラーレンホンダMP4・6-1B
やがてライバル達の追い上げにより、更にパワーアップ
を図るため排気量はそのままながらよりパワフルなV12
気筒エンジンに改良することになりました。3.5L-DOHC
・V12自然吸気エンジン+MP4/6シャシーとの組み合わ
せにより、前年に引き続き1991年(平成3年)のチャンピ
オンとなりましたが、そのエンジンはパワフルなものの
重くなったため戦闘力が相対的に低下し、パワーだけ
では勝てない現実を味わうことになりました。

(後日調べ:V10よりV12のほうが重くなったというのは
タバコ屋の勘違いで実際は5kgも軽量化し馬力は数十
馬力アップさせていました。常勝が難しくなったのは他
のチームがエンジンでは勝てないのでボディの空力等
を改善し速くなり、片やマクラーレンはHONDAの強力な
エンジンに頼ってボディの改善があまり出来てなかった
と言うのが真相のようです。)
HONDARA121(V12)-2A.jpg
1992年(平成4年)には以前のように勝つことが難しくなり
改良された3.5L-DOHC・V12自然吸気エンジン+MP4/7
シャシーとの組み合わせで臨みましたが残念ながら2位
となりました。ただHONDAの名誉のために申し添えますと
ターボ等の補助装置を用いることなくエンジン単体だけの
実力で言うと歴代(平成4年まで)のHONDAレーシング
エンジンの中でこの3.5L-DOHC・V12自然吸気エンジン
が最もパワフルであったと思います。

余談ながら、1.5Lターボ時代は1,000馬力以上という途方
もないパワーを生み出していましたが自然吸気エンジン
になってパワーは落ちたものの、それでも3.5Lエンジンで
800馬力近くを発生したと言いますから、とてつもないこと
だと思いませんか。世界最高峰とはこういうことです。
F1マクラーレンホンダMP4・7-1
この年をもってHONDAはF1を撤退し、盟友マクラーレンと
のコンビも解消することになったのです。
(関連記事:荒ぶる心 vol.6:マクラーレン物語参照願い
ます)
F1ハンガリーGP
HONDAはその8年後の2000年(平成12年)から再びF1に
カムバックしましたが、今度はマクラーレンとの蜜月時代
のような成果は上げられず、2008年(平成20年)をもって
再びF1から撤退してしまいました。その間わずか1勝と
言うHONDAにとっては苦く後味の悪い結果となりました。
マクラーレンHONDA-MP4・30-20-1
以上のようにその存在感は世界中から十二分に認めら
れているにもかかわらず大苦戦とはどういうことでしょう。
メカは当時と比べ、格段に複雑になっており、今はやりの
ハイブリッドシステムエンジンです。そのエンジン規格が
1.6Lでシングルターボながら、かつて最も成功した1.5L
ツインターボ時代の規格に近いのと、HONDAお得意の
ハイブリッドシステムの研究に役立つかもしくはその優秀
性を立証するための理由で今回F1にカムバックしたんだ
ろうとタバコ屋は思います。
マクラーレンHONDA-MP4・30-10-3
苦戦の理由は簡単に申しますと、マクラーレン側の要求
で、空力を改善するため、エンジン部のスペースを極端
に狭いものに設計したためそれに合わせてかなり無理を
して各部品を押し込んだデザインとなっており、1,000度
以上の熱が発生する場所にしては、熱の逃げ場がなく、
エンジン本体と言うよりはその他のパーツ(主にモーター
類)が壊れまくっているということのようです。
HONDA-F1エンジン2A
皆さんご存知のように、現在のF1は以前のようにエンジン
をぶん回せばよいというものではなく、エンジン+モーター
で駆動しそれを煩わしい規格の範囲内でうまくコンピュー
ター制御し最大のパワーを引き出そうとするもので、また
燃料も決められた量を事前に入れておき途中の給油は
認められていないので、燃費が良いエコエンジンでなけ
れば勝つどころか完走さえ出来ないのです。
マクラーレンHONDA-MP4・30-30
つまりもうタバコ屋なんかにはわかりませんが、最高品質
のエンジン+モーターに加え高度なコンピュータ制御技術
を駆使し、おまけに空力特性に優れたコンパクトなシャシー
でもって総合的に軽くてハンドリングの良いマシンでないと
勝てないと言うことではないでしょうか。

元HONDA-PTA会長として言わせて頂くなら、マクラーレン
よ、空力のためとは言いながら勝手にエンジンルーム狭く
設計しておいて、HONDAには強力なエンジン開発してくれ
と言うてもそれは身勝手というものではなかろうか。皆さん
意外に思われるかも知れませんが、エンジン及びモーター
にとって一番大敵はこもり熱によって高温にさらされること
なんですから。
HONDARA302-4
昔々のお話ながらかつて宗一郎氏が現役時代、F1第一期
の頃空冷にこだわる宗一郎は中村監督率いるHONDA-F1
チームが中々勝てないのに業を煮やし独自に空冷F1エン
ジンを搭載したマシンを製作して無理やり参戦させましたが
結果は冷却が十分出来ない欠陥マシンであり、サーティー
スを始め酷評されつつ、挙句の果てはシュレッサーの事故
死という最悪の結果を迎えてしまった苦い歴史があります。
それを見ても冷却というのは最重要なテーマなのです。
(関連記事:鈴鹿サーキットのこと vol.3:混迷期参照願い
ます)
マクラーレンHONDA-MP4・30-39B
さて今回の苦戦ですが、プロフェッショナル揃いのマクラー
レン・HONDAチームですから、必ず冷却の問題は解決
するでしょうし、小姑がどうこう言う問題ではありませんが、
タバコ屋同様、皆さんの歯がゆい思いと言うのはスピード
が遅いのだったらHONDAは何故馬力を上げないのだろう
かと言う単純な疑問だと思うのです。それは冷却がうまく
いかないと壊れてしまうので上げられないんです。決して
馬力を上げる方法を知らない訳ではありません。だって
素人のタバコ屋でも馬力を上げるためにはエンジンにより
沢山ガソリンを食べさせ、回転を上げればいいことくらい
は知っています。そのためにはターボの圧力を高くすると
かいろいろ方法はあるでしょうが・・。ただ現在はモーター
の性能もからんでいるのでそう単純ではありません。

それにしても現状HONDAは何馬力出ているのか気にな
るところです。公表されないのでわかりませんが、タバコ
屋の予想ではモーターと合わせて800馬力くらいじゃない
かと思うのです。恐らくトップのメルセデスは900馬力以上
でしょうからやはり100馬力はアップしないと互角に戦えま
せん。恐らく設計段階では900馬力以上出せるようにして
いるはずですが、熱の問題で足踏みしているのだと思い
ます。
HONDARA166(V6)-9A.jpg
冷却がうまくいけば今より100馬力以上エンジン出力を上
げても壊れないそうです。だってかつては似たような排気
量で1,000馬力近くも出していた実績があるのですから。
(簡単に1,000馬力と言いますが、かつての零戦と同等の
馬力でそれが陸上を走るのですから恐ろしい出来事です。
鶴なら簡単に空に舞い上がりますが、それをダウンフォー
スによって亀のように地上にへばり付かせようとするので
すから無茶と言えば無茶ですよね)
(関連記事:究極のレストア参照願います)
アロンソ・バトン2A
そうなるとアロンソもバトンも悔しい思いをしなくてもただ
スロットルを踏むだけでメルセデスやフェラーリを追い抜
けるのです。つまり冷却を改善し100馬力アップすることで
トップとのラップタイム差2秒の壁は解消し、優勝を争える
というのがタバコ屋の素人考えのシナリオです。
笑って頂いても結構ですけど・・・。

物笑いついでに窮地のマクラーレン・HONDAへのエール
の意味で、エンジンルームを冷却するタバコ屋なりの方
法をご提案することに致します。マクラーレンに敬意を表
してスペースを広げるということはしないという前提です。
以下改善案です。
穴あきボード1
1.カウル全体に細かい穴を開ける。よくパソコンの裏面
などに見られる穴あき状のボードのイメージです。
2.カウルの上部に排気口を開ける。多分この案は空気
の流れが乱れるのでダメだとは思いますが。
3.エンジン下部のアンダーボディに穴を開ける。多分
ダウンフォースに影響して無茶苦茶になるでしょうが。
インタークーラー1
4.モーターが熱でよく壊れるので、水冷モーターにする。
水冷にすれば強制的に冷却出来ます。ただしメカが複雑
になると思いますがモーター冷却用インタークーラーとか
画期的だと思いませんか。
5.エンジンやオイル冷却用クーラーを強力なものにする。
たとえば誰も知らないような高性能冷却水を入れるとか。
ラジエターをもっと大型にするとか。
6.それでも冷却がうまくいかないようだったら、空力は多
少犠牲にしてもエンジンルームを広くして熱気を逃がす。
以上の提案でタバコ屋の一押しは4番です。

センプウキ(ファン)で熱気を排出するなどというのは論外
だと思ったので書きませんでした。ただしアメリカ軍の最新
VSTOL(垂直離着陸)機であるF-35Bにはホバーリング用
にセンプウキ(ファン)が活用されています。
(関連記事:沖縄巡礼 vol.4:気がかりなこと参照願います)

まだまだいろいろアイデアはあるでしょうから皆さんも何か
良いプランがあればこっそりコメントで教えてくれませんか。
但し、HONDAの新井監督は外部からの技術支援、アドバ
イスは必要ありません。社内で十分解決出来ますと豪語
されているので、皆さんの良きアイデアを建白書にしたた
めてHONDAにお届けしても取り上げては頂けないでしょ
うから紙上での単なるエールということにはなりますが・・。
後日談として
京都のミツビシオタクH氏よりご指摘がありました。ミツビシ
なんか、インタークーラーを更に冷却するため霧吹きで水
をぶっかける装置実用化してるで~、とのことです。さすが
WRCで世界の頂点を極めたミツビシです。やはり熱対策
には苦労してきているようですがまさかキリフキ装置とは
コロンブスの卵と言ってしまえばそれまでですが、考える
ことがユニークですよね。
HONDARA109(V10)-14D.jpg
エールついでに申し上げますと、改善ではなく抜本的な
パワーアップの方策として、排気量は当然1.6Lのままで
V6をV10にしたらどうかと思うのです。V10ならHONDAが
世界の頂点を極めた時のエンジンレイアウトだし、他の
チームの度肝を抜く意味でも有効です。
1.6L-DOHC・V10シングルターボ+水冷式モーター
これがタバコ屋の考えるHONDAが再びF1を席巻するた
めの究極のハイブリッドカー・スペックです。
そしてマクラーレンと力を合わせF1でチャンピオンを勝ち
取った後は、今度こそそのスペックを市販車(おもにプレ
ステージカー)に反映してほしいと思います。ジェットエン
ジンまで作っている世界でも稀な自動車メーカーHONDA
なら必ずやれるはずです。
(関連記事:初夢、イノベーション・オブザイヤー vol.2
参照願います)
燃えよ剣2A
かつてタバコ屋が若かりし頃のテレビ番組「燃えよ剣」での
土方歳三のようにマクラーレン・HONDAも颯爽とF1に切り
込んでほしいと思うのはタバコ屋だけではないと思います。
(関連記事:燃えよ剣参照願います)

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★★島のタバコ屋の独り言★★
【4月10日:ああ創業100年】    島のタバコ屋は先々代が呉服屋を創業以来3代目となり、その間戦後間もない頃には島のバス運営事業を試みる等様々な営みを経て今日に至っています。皆さんよくご存知のNIKONも創業100年なんですが、比較にはならないものの同じ時代を生きてきた訳です。かつてオハイオのメアリーズビルで活躍する夢を抱いたこともあった青年も年を取りました。さて今後の100年をどのように生きて地域のお役に立っていくか、タバコ屋にとっては後継者である倅への「死に土産」としてそのコンセプトを確立しておく必要があると考えています。しかし倅にとっては年寄りの余計なおせっかいに写るかも知れませんよね。
◆◆島のタバコ屋メニュー◆◆
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