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京都・宇治・巡礼 vol.3

平成28年6月4日
【宇治巡礼編その2】
長いプロローグとなりました。今朝はいよいよ今回の主
目的である平等院へお出かけです。平尾センセとの積年
の約束がやっと叶いました。
DSCN8385.jpg
驚いたことに本堂の拝観許可は一日限定50名だそうで、
連休明けとは言うものの平尾センセが心配し、恐縮なこ
とに奥様が早朝より並んでその拝観キップを手に入れて
頂きました。

DSCN8388.jpg
生憎の雨ではありましたが、却って雨のほうが風情があ
って良かったと思います。ご存知の如く平等院(鳳凰堂)
ははるか1,000年の昔、平安時代の天喜元年(1053年)
時のエスタブリッシュメント(支配者)であった、関白藤原
頼道によって建立された浄土宗と天台宗をミックスしたよ
うな単独寺院で、本来はこのあたり一帯は藤原家の別荘
地として各種の建物があったようです。平等院はその藤
原家の権勢の象徴のようなものですが、当時は疫病が流
行し、バタバタと人が死んでいったり大地震等の天変地異
も頻繁に起こっていて、今のような科学知識も医学知識も
なかった時代であり、陰陽師による怪しげな星占い?や
最澄、空海が中国から持ち帰った天台、真言の祈祷仏教
の類が最先端の科学、思想知識であったと言いますから
もう笑ってしまいますよね。しかし当時の支配階級は大真
面目でそれらを信じていました。
DSCN8392.jpg
安寧な死後の世界を願い、最新仏教知識による西方浄土
の世界を具体的な形にしたのが鳳凰堂だと思います。
西方浄土なるものは誰も見たこともなく、行った経験もな
い訳で、誰かが考えた想像の世界(フィクション)ではある
ものの、現世の苦しみから逃れ、そういう世界があって欲
しい、いやあるはずだと真剣に考えていたのではないかと
思います。
(関連記事:校長先生の青春 vol.2:されどもラリー参照
願います)
DSC_0028.jpg
当時の支配者階級は経済力にものを言わせ、そのような
ものを建立することで自らも死後その世界へ行けることを
願ったんだと思います。(これはタバコ屋の私見です)
尚、肝心の鳳凰堂内部は撮影禁止だったのでご本尊の
阿弥陀如来像等をご紹介することが出来ません。
DSCN8390.jpg
雨の鳳凰堂前庭にてさっそくご一行様、記念のパチリと
なりました。しかしこの鳳凰堂はもとより日本の寺社建築
はすでに平安時代にはその基本デザインや建築手法が
確立されており、ルーツは中国のケバい、グロテスクな寺
院建築ながら、匠の民日本人の感性により、シンプルで
シンメトリカルな品性ある建築美を生み出しました。
タバコ屋はアメリカンなものが大好きではありますが、この
平等院を始めとする日本の寺社建築はとてもお気に入り
です。
(関連記事:博多・熊本巡礼 vol.1:大宰府界隈参照願い
ます)
DSCN8393.jpg
実は平等院鳳凰堂は2度目の訪問で、前回はもう50年も
前の中学校修学旅行にて奈良の大仏さんなどと一緒に
見学した記憶があります。その時は長い風雪で塗装等も
剥がれてしまいくたびれた遺構といった印象でしたが、
今回はレストアによりシャキンとした往年の輝きを取り戻
しており、見ごたえがありました。
蛇足ながら、建物から中の仏像からお庭に至るまで、ほと
んどが国宝または重要文化財指定であり、その保存、維
持には大変な手間とオカネが必要なことは言うまでもあり
ません。
yjimageJS50PN5G.jpg
ところで、鳳凰堂の由来は本堂の屋根に羽ばたいている
一対の鳳凰から来ていることは小学生でも知っています
よね。この鳳凰も想像上(フィクション)の鳥でそのルーツ
はもちろんフィクション大国中国です。
DSCN8398.jpg
さて平等院を後にし、昨日夕食を頂いた料亭竹林のある
表参道経由で宇治川対岸にある次の目的地宇治上神社
へ向かいます。
DSCN8402.jpg
この宇治上神社も平等院に負けず劣らず国宝であり世界
文化遺産指定遺構群の一つで、いつ建立されたのかわか
らないほど古く歴史のある神社なのですが、場所も中心地
からやや離れたところにあり、ひなびた感じでした。
DSCN8403.jpg
タバコ屋は陰陽師とは違い占い、祈祷、ご祈念の類は全く
信じない自力本願タイプですが、悲しいことにバカを出せ
と言われればジージ、バーバと相場は決まっており、孫の
ためにお守りを衝動的に買ってしまいました。
yjimageQSKMG0YA.jpg
再び宇治川を渡って表参道側に戻り、ブラタモリ風の散策
となったのですが、途中「能登掾(のとのじょう)稲房安兼」
という変わった名前の老舗団子屋さんがあり、地元を問わ
ず超有名なお店だそうで、出来立てのお抹茶団子を頂き
ました。ただ残念なことに日持ちしないと言うことで、お土
産に持ち帰ることは断念しました。
(関連記事:校長先生の青春 vol.2:されどもラリー参照
願います)
p1[1]
全くの余談ながら表参道散策中にとある場所でタバコ屋
お気に入りの初代VWクロスポロを見かけました。実車は
白のボディでしたが、思わず平尾奥様に実はこのオクル
マ、私のお気に入りなんですよと申し上げましたが、奥様
は前日行った植物公園の写真整理のことで頭が一杯だっ
たようで、あまり関心を示さなかったようでした。
(関連記事:好みの基準 vol.6:セカンドカーのこと参照
願います)
DSCN8409.jpg
結構な距離を歩いたのでお腹もすいたところで、やや早い
ランチタイムとなりました。そこでアポなしながら老舗の元
お茶問屋「中村藤吉」さんが経営する繁盛店の純和風カフ
ェに行くことにしました。名産の宇治茶を使ったスイーツが
メインで若い男女が多数押しかけていましたが、ランチも
食べられるということで茶そばを注文しおいしく頂きました。
ふと以前伊勢神宮へ参拝した際立ち寄った赤福本店のカ
フェを思い出しました。
(関連記事:伊勢巡礼 vol.3:太陽の神参照願います)

尚、昔は平安貴族のひなびた別荘地という佇まいで静か
な街だったそうですが、近年、平等院が世界遺産に指定
されて以来、俄然騒がしくなり世界中から観光客が押し
寄せ、参道には新しいお店もボンボン建って宇治の街も
様変わりですわと平尾奥様が仰っていました。
DSCN8417.jpg
腹ごしらえも出来たところでその元お茶問屋「中村藤吉」
本店にお邪魔することにしました。賑やかな表参道より
一筋裏にある、地元宇治の方々が昔から利用している
本来の商店街の一角にありました。
DSCN8412.jpg
せっかくの宇治訪問なのでお土産に何を買って帰ろうか
と、タバコ屋の奥様が品定め中です。
DSCN8419.jpg
午後のティータイムとなり平尾センセの細やかなお心遣い
にて、降りしきる雨の中、ビックリポンなことに何と宇治市
営!のお茶席「對鳳庵(たいほうあん)」へご案内頂きまし
た。う~んさすがお茶処、宇治市です。
DSCN8423.jpg
妙齢とは言いがたい昔のお嬢さんが抹茶を立ててくれまし
た。市の職員さんなんだろうか、それとも契約職員さんな
のか、とても和やかな時間を演出して頂きました。
DSCN8424.jpg
オクルマやカメラのことは滅法お詳しい平尾センセながら
ことお茶席についてはどうなのか、かなりぎこちないお作
法で抹茶を頂いていたようです。人のことは言えませんが。
DSCN8418.jpg
楽しかった時間はあっという間に過ぎ去り、お別れの時
刻が近づいてきました。宇治散策中愛車を停めさせて
頂いた浮舟園に戻り、帰り支度となりました。
平尾センセの旗艦パジェロ君とタバコ屋の赤いZ嬢が別
れを惜しむが如く仲良く停まっています。それにしても
パジェロ君のデカイこと。踏み潰されそうです。
DSCN8430.jpg
普通なら宇治でお別れするところですが、せっかく来たん
やから京田辺の自動車部ガレージへ一緒に行かへんか
ということになり、またまたセンセにご先導頂き、ガレージ
に到着です。一時かなり荒れた状態でタバコ屋もOBの一
人として気を揉んでいましたが、平尾センセ始め、今井氏
、横井氏、安田女史、等々の涙ぐましいご尽力により随分
綺麗になっていました。ただフィギュア競技やジムカーナ
の練習に使用する手前のグラウンドにはまだ解体パーツ
の破片が散乱していたりして危険であり現役諸君も何故
それくらいの気配りが出来ないのだろうかと残念に思い
ました。一日居ても飽きない特別の場所ではありますが、
時間もあまりないので、平尾センセとはいよいよここでお
別れすることに致しました。
(関連記事:大阪・京都・奈良・巡礼 vol.3参照願います)
IMG_1454.jpg
大阪・京都間なら走り慣れた道なのでカーナビなど不要で
すし、そもそも40年以上前に製造されたZ嬢にカーナビを
装着するなど、そのような設計にはなっておらず、ヤボな
ことでしたが、今回の帰路、京田辺~大阪間は初めての
走行で、この俄か仕掛けのカーナビが役立ちました。
恥ずかしながら、出発に先立ち、机の引き出しに眠りつつ
あったアイパッドの活用を思い立ち、装着を試みました。
イエローハットで半額セールのホルダーを2,000円で購入
し、シガーライター部に差し込むUSB電源は担当のメカ君
がプレゼントしてくれ、またケーブルはパッド付属の標準
品でOKだったので、僅かな出費でカーナビ装着が出来ま
した。ソフトはヤフーカーナビを使うことにしました。

さて京田辺~大阪間ですが、どんどん山の中へ入って行
き、生駒とか四条畷とかの標識が出て心配でしたが門真
市に出ることが出来、あとはR1に合流して、無事大阪に
到着です。
DSCN8434.jpg
シャレにもなりませんが、♪雨の御堂筋を南下中です。
道頓堀付近を通過です。この黄昏の御堂筋の都会の
喧騒を奥様に見せてやりたい気持ちもありました。
DSCN8435.jpg
難波高島屋の前まで来ました。もう間もなく大阪南港に
到着です。
DSCN8436.jpg
いつもの南港脇のコンビニに到着です。帰路、下道を通
ったので京田辺から2時間以上掛かりましたが無事南港
に辿り着きホット一息です。
DSCN8444.jpg
朝の三津浜港で中島行きフェリーの乗船待機中です。
前回の上洛時はファンベルトの緩みに気付かず、殆ど
充電なしで走った結果、最後の東予港で立ち往生、SOS
で松山からバッテリーを届けてもらうという不様なことに
なったのでしたが、今回は奥様同乗ということもあり完璧
な整備をして行った結果ノントラブルでした。往復フェリー
を使用したため300km余りのツーリングでしたが、平尾
センセとのささやかな約束を果たし、奥様とも再会出来、
充実した足掛け4日間の旅でした。
(関連記事:校長先生の見果てぬ夢 vol.2:晴れ舞台
参照願います)

今回の京都・宇治・巡礼に際し、名プロデュースをして頂
いた平尾センセご夫妻に感謝を申し上げ今回のお話を終
わらせて頂きます。長時間のご精読有難うございました。

(尚、今回3回シリーズの記事中の写真の一部は、平尾
センセ及びアーモスト館OB会の吉﨑さんから頂いたもの
を掲載させて頂きました。また歴史、宗教に関する記述
はタバコ屋の私見であることをご了解願います)

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★★島のタバコ屋の独り言★★
【4月10日:ああ創業100年】    島のタバコ屋は先々代が呉服屋を創業以来3代目となり、その間戦後間もない頃には島のバス運営事業を試みる等様々な営みを経て今日に至っています。皆さんよくご存知のNIKONも創業100年なんですが、比較にはならないものの同じ時代を生きてきた訳です。かつてオハイオのメアリーズビルで活躍する夢を抱いたこともあった青年も年を取りました。さて今後の100年をどのように生きて地域のお役に立っていくか、タバコ屋にとっては後継者である倅への「死に土産」としてそのコンセプトを確立しておく必要があると考えています。しかし倅にとっては年寄りの余計なおせっかいに写るかも知れませんよね。
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