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福井巡礼 vol.1:プロローグ

平成29年5月9日
太陽がいっぱい1
いきなりの写真で恐縮ながら、タバコ屋を含む万博世代
の皆さんにとってはあまりにも有名なフランス・イタリア
の合作映画「太陽がいっぱい」は、哀愁溢れるテーマ曲
をバックに、アラン・ドロンのデビュー作とも言えるサスペ
ンス映画でしたが、ボンビーで野望を秘めた陰のある青
年が、アメリカから来た裕福な青年を殺害し彼女を騙し
て奪ったうえその青年になりすまそうという完全犯罪を
目論んだのでした。
太陽がいっぱい6
彼女を演じたのはマリー・ラフォレという女優さんでした
が、タバコ屋はあまり記憶に残っていません。その後の
ストーリーは警察がそれを嗅ぎ付け、最後はヨットから
海に投げ込んだ筈の遺体がひっかかったロープによっ
てヨットとともに陸揚げされるという劇的なラストシーンに
よってFINとなるのですが封切りは昭和35年(1960年)
ですから、愛しのオードリー・ヘップバーンとジョージ・ペ
パードが演じた「ティファニーで朝食を」が発表される前
年ということになり、タバコ屋なんかはまだ小学4年生の
頃のお話です。
イスキア島1
何故冒頭から「太陽がいっぱい」かというと、そのロケ地
は南イタリアのリゾート地、イスキア島で、陽光溢れる
地中海の眩しいイメージがタバコ屋の生まれ育った島、
瀬戸内海の「中島」に若干ながらも似ているからなんで
す。
イスキア島2
明るい海の色も似ており、電気もガスも水道も同様に付
いていますが、ただ違うのは建物のデザインと色です。
日本と地中海地方が全く異なるのはこの点です。一方
は絵になり片方は残念ながらあまり絵になりません。
IMG_1580.jpg
これはやや手前味噌ながら、もう30年以上!も続いてい
る恒例の「中島トライアスロン大会」の前座で、お子達の
ジュニア版トライアスロンの競技風景なんですが、大人
顔負けの結構な迫力バトルです。
IMG_1606.jpg
大人たちはと言うと美しい多島美を満喫しながら(でも
ないでしょうが)、スイム1.5kmバイク40kmラン10km
をこなしへとへと状態でゴールするという鉄人競技です。
ちなみに毛色の変わったところではこの中島大会に元
ヤクルトスワローズの古田選手が参加されていました。
また世界的にはF1ドライバーのジェンソン・バトン選手も
著名なトライアスリートですよね。
IMG_2873.jpg
こんなコスチュームで出場するお調子者もいます。にわ
かスコールにてその辺ドロドロでした。
IMG_2822.jpg
これは毎年、前夜祭で見事な京の舞を披露して頂くホン
モノの舞妓ハン親子です。おかあハンの方はややイメー
ジ壊れそうなお姿をしていらっしゃいますが・・・。
「おきばりやして、はよ、走りよし」とか・・・、そんなん言
われると気力も萎えるっちゅうの。

さて長い前置きとなりました。その南国育ちのタバコ屋
なんですが、この度は昨年夏に送られてきた一通のメ
ールが発端となり、その当事者である野尻青年の青春
オデッセイ全7編を執筆するに至り、挙句の果てはお住
まいの雪深い福井の地へ京都の元祖アオリイカ大魔王
こと平尾センセ及びやはり福井が故郷である大阪在住
で同志社大学自動車部のユル・ブリンナーこと公認会計
士上山氏とご一緒に殴り込みを掛けることになりました。
今回は崇高な目的で訪問するため、いわば巡礼と言う
ほうが相応しい旅となることでしょう。
砂の器3
上記のような環境で育ったタバコ屋ですので、福井と言う
とどうしても雪深く寒くて風の強い日本海の冬のイメージ
を描いてしまいます。
日本海と言えば松本清張の推理サスペンス小説の代表
作である「砂の器」を思い出しますよね。既に何度も映画
化やTVドラマ化されて皆さんよくご存知だと思いますが、
タバコ屋が最も印象に残っているのはやはり最初の映画
化作品で昭和49年(1974年)封切られました。昭和49年
と言うとタバコ屋が同志社大学自動車部を卒業した翌年
と言うことになり、随分若い頃の作品であった訳です。

主演は加藤剛でその恋人役が島田陽子、脇役として丹波
哲郎、森田健作、緒方挙、加藤嘉、等々豪華キャストで監
督は野村芳太郎でした。
砂の器2-1
「砂の器」は昭和35年(1960年)5月から翌年4月にかけ
て「読売新聞」夕刊に連載されたいわゆる推理小説もの
で、時代背景としては、戦中から終戦直後及び戦後にか
けての日本が描かれています。
おさらいの意味であらすじをご紹介しますと、ある日の
早朝、国電蒲田操車場内にて、男の殺害死体が発見さ
れた。前日の深夜、蒲田駅近くのバーで、被害者と連れ
の客が話しこんでいたことが判明するが、被害者のほう
は東北訛りと思しきズーズー弁で話し、また二人はしき
りと「カメダ」の名前を話題にしていたという。当初「カメダ」
の手がかりは掴めなかったが、ベテラン刑事の今西栄太
郎は、秋田県に「羽後亀田」の駅名があることに気づく。
今西は若手刑事の吉村と共に周辺の調査に赴くが結果
は芳しいものではなかった。帰途につこうとする二人は、
そこに評論家・関川重雄と前衛音楽家・和賀英良がいる
のを発見した。
砂の器13
一方殺人事件の捜査は行き詰まっていたが、被害者が
島根県出雲地方の元巡査「三木謙一」であることが判明
する。実は島根県出雲地方は東北地方と似た方言を使
用する地域であることがわかり島根県の地図から「亀嵩」
の駅名を発見する。続いて第二・第三の殺人が発生し、
事件の謎は深まっていくが、長い探索の末に、今西はつ
いに犯人の過去に迫ることになる。
砂の器12-1
捜査はやがて、本浦秀夫という一人の男にたどり着く。
秀夫は石川県の寒村に生まれた。父・千代吉がハンセ
ン氏病に罹患したため村を追われ、やむなく父と巡礼
(お遍路)姿で放浪の旅を続けたが、秀夫が7歳の時に
父子は、島根県の亀嵩に到達し、当地駐在の善良な巡
査・三木謙一に保護された。三木は千代吉を療養所に
入れ、秀夫をとりあえず手元に置こうとしたが、秀夫は
すぐに三木の元を逃げ出し姿を消した。
砂の器12-11
大阪まで逃れた秀夫は、和賀英蔵・キミ子夫妻のもとで
住み込み奉公していたが大阪市浪速区付近が空襲に遭
い、住民の戸籍が原本・副本ともに焼失した。当時18歳の
秀夫は戸籍の焼失に乗じて、和賀夫妻の長男・和賀英良
として年齢も詐称し、新たな戸籍を作成していた。
砂の器8-2
いまわしい過去を消し去り長じては前衛音楽家として華々
しい再スタートを切ったかに思われた矢先、その三木巡
査から英良のもとへ便りが届き、父千代吉が生きている
ことを告げようと東京に上京し、事件の冒頭のバーで英良
に再会するが英良は自分の過去がバレるのを恐れ三木を
殺害する。第二・第三の殺人も犯し完全犯罪になるかと思
われたが、今西刑事の執念の捜査はそれを許さず、英良
の新作発表会の会場へ逮捕状を携え吉村刑事と赴くので
あった・・・。
砂の器7
加藤剛演じる英良の恋人役で英良の子を宿しながら捨て
られ失意のうちに流産出血多量で死んでしまう可愛そう
な女性を演じたのが若き日の島田陽子ちゃんです。これ
がまたタバコ屋にとってはTOTEMOお気に入りでした。

「あなた、今晩はすき焼きにする?、それとも水炊き?」
なんてもし陽子ちゃんが言ったとしたら、タバコ屋はその
場で失禁、気絶することでしょうよ。これを究極の楽園と
申しますが、イエスだって、空海だって、親鸞だって、
果ては日蓮だって現出することは不可能だと思います。
HONDA-F1チームでは1,000馬力のエクスタシーなんて
言っていた時代もかつてあったようですけど・・・。
砂の器11-2
タバコ屋より3つ年下のお嬢ちゃん(だったの)ですが、
持って生まれた品の良さというのは争えません。陽子
ちゃんお願いですから、タバコ屋の方を見ないで下さい。
ハイライト10本まとめて吸ったくらいクラクラが来てしま
います。そうでなくとも最近狭心症のカテーテル手術で
一命を取りとめたばかりなんですから。

余談になりますが、上記二つの映画が作られたのは10
年程の開きがありますが「太陽がいっぱい」が封切られ
た頃、「砂の器」が新聞に連載されたのでした。偶然なが
ら二つの物語の主人公は暗い過去を持ったボンビーな
青年で、犯罪を犯してまで自己中な野望を果たそうとした
ことがよく似ていますよね。

タバコ屋が何故「砂の器」を持ち出したかと言いますと
小説の舞台は石川県だった訳ですが、福井、石川とい
うのは隣接しており、他県からみると同じに思えてしま
うのです。よってタバコ屋のイメージする日本海の厳し
い感じをご説明しようとこのようなお話しになりました。

さてタバコ屋は福井巡礼をしなくてはならないのですが
またもや寄り道をしてしまいました。この現象をダッチロ
ールと言うのか、ミスコースと言うのか、4輪ドリフトと言
うのか分かりませんが、ステア修正をしていよいよ巡礼
に出発です。

大阪で上山青年が愛車に乗せてくれて、途中京都で
平尾センセをお迎えし、3人そろっていざ福井へという
算段ですが紙数も尽きてしまったようですので、この続
きは次回の記事で詳しくお伝えします。お楽しみに。

コメント

No title

こんにちはチャンタクロースさん(クロスポロびいきさん)
最新記事、「福井巡礼vol.1:プロローグ」立ち読みしました。冒頭からいきなり映画ジャケット(アーラードロン)が出てきて、てっきり映画の解説かな?と・・・読み進めると、何と!「映画のロケ地」の話でした。「中島」と「太陽がいっぱい」のロケ地「イスキア島」をうまくリンクして写真入りで説明していますね。やはり「中島」のことを常に考えているのですね。さすがチャンタクロースさんです。
 
また「砂の器」については、映画の詳しい内容など知らなかった私もチャンタクロースさんの絶妙な説明でそのストーリーや出演の俳優さんのことがイメージ出来ました。ところで、チャンタクロースさんの憧れでありマドンナだったと推察される「島田陽子さん」の写真ですが、美人でしかも品が有りますね。見つめられたら「失禁」するって?・・・「ボッキ」するのと違いますか?要注意、要注意、お身体に悪いですよ。お互い、最近大病していますので無理しないようにしましょう。福井巡礼続編、楽しみにしています。いつも楽しませて頂きありがとうございます。神戸のギ~より

No title

ちわっ!
中島と北陸では大きく違うのが良くわかりました。
自分の故郷は全国的に見るとこういうイメージなんだということですね。 

「太陽がいっぱい」のタイトルと内容がしっくりこないですが、邪悪な気持ちは洋の東西を問わず人間だから同じことがあっても何の不思議もないことに思えます。 
日本も昔は戸籍を操作していた人は一杯居たのでしょう。 特に戦後のどさくさに紛れて日本人だけに限らず、まさに「砂の器」的な状況があったのではと想像してしまいます。
努力は必要ですが、あるがままに受け入れるのが人生なんでしょうけど、難しいですねえ。

福井巡礼編、期待していますがストレスをためないようにしながら早くアップされるのを待っています。

Re:術後の病人より

拝復、ちわっすです。お伝えしたとおり、タバコ屋は狭心症のカテーテル手術により現在九死に一生を得た状態で、術後の養生を実施中です。したがって、福井巡礼を執筆することはストレスの元ではありますが、早く皆さんにその時の模様をお伝えしたくて只今頑張っています。

福井巡礼 vol.1:プロローグの記事で、上山青年のご感想によりますと「中島と北陸では大きく違うのが良くわかりました。」ということですが、やはり風土と言うのは争えないものがあると思います。しかし中島~京都~福井と結ばれたこの不可思議なご縁と言うものはオカネで買えるようなものではなく、ましてや上山青年のふるさと今庄でお母様から心尽くしの手打ち蕎麦をごちそうになったりすると、もう一種の親戚気分になるじゃないですか。

「父母恩重教の話」これはタバコ屋のばあちゃんがよく話してくれたお伽話ですが、鬼子母神が改心するまでのストーリーにて、この世にたった一人の父母に対し親孝行はしすぎるということはないというお話です。上山青年も梅田でGAPPORI稼ぎ、週末はBENZでもBMWでもPORSCHEでも何でもよろし、すっ飛んで帰って野良仕事から肩揉みから何でもして差し上げるべきでしょう。そうでないと愛する息子をわざわざ京の同志社大学まで行かせた意味がないではないですか。

それはさておき老婆心ながら、上山青年もそろそろ身を固めねばならないお年頃と推察致しますが、デートカーの段取りは出来ているのでしょうか、かつてはデートカーと言えばHONDAプレリュードと相場は決まっていましたが、時は移り、現代の上山氏の目論みはさて・・・。

少し訂正です。

先輩、ブログアップお疲れ様でした。
一部訂正が入ったようですが、
まだ少し訂正があります。
福井城址のお堀の中は、福井県庁と福井県警です。
まぁ昔流に言えば御代官所と御奉行所ですね。
消防署(火消)は郊外にあります。
E240は型式が240であり排気量は2600CCなんです。
2400CCまでなら45,000円で済むのに、
ワンランクアップするので51,000円になるんですよ。
これってちょっとBENZ社の陰謀…。
ちなみに前車のSL500は5000CCでしたから
自動車税は88,000円で15%の割増がついて
101,200円也で女房の顰蹙を買い、
とうとう手放した経緯があります。
いよいよ始まりますので楽しみ!

Re:ゲタに関して

拝復、ちわっすです。
福井城のご指摘有難うございました。上山青年からお聞きしたことを間違って記憶していたようです。さっそく訂正させて頂きました。

越前殿のBENZにまつわる苦労話は以前のオデッセイアの時かなりお聞きし、ご苦労も多かったことと推察致しますが、今のE240はゲタ代わりの様にお乗りになっている様子で、大変好ましく感じます。

タバコ屋も赤いお嬢ちゃんをゲタ代わりに使い倒す訳にはいかないので、目下ゲタないしスニーカー購入を思案中です。平尾センセには先を越され、今また上山青年の後塵を拝するハメに陥ろうとしています。

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★★島のタバコ屋の独り言★★
【4月10日:ああ創業100年】    島のタバコ屋は先々代が呉服屋を創業以来3代目となり、その間戦後間もない頃には島のバス運営事業を試みる等様々な営みを経て今日に至っています。皆さんよくご存知のNIKONも創業100年なんですが、比較にはならないものの同じ時代を生きてきた訳です。かつてオハイオのメアリーズビルで活躍する夢を抱いたこともあった青年も年を取りました。さて今後の100年をどのように生きて地域のお役に立っていくか、タバコ屋にとっては後継者である倅への「死に土産」としてそのコンセプトを確立しておく必要があると考えています。しかし倅にとっては年寄りの余計なおせっかいに写るかも知れませんよね。
◆◆島のタバコ屋メニュー◆◆
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