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燃えよ剣

平成25年5月18日
「燃えよ剣」というタイトルは団塊世代の皆さんなら知ら
ない方はいないと思うのですが、言わずと知れた、司馬
遼太郎
さんの長編歴史小説で、幕末の風雲児新撰組の
土方歳三の生涯を描いたものですよね。昭和37年(1962
年)、週刊文春に連載されました。
燃えよ剣1
小説が大ブレイクしたものですからさっそく映画化され
昭和41年(1966年)封切られました。その後続いて昭和
45年(1970年)、TV化され映画、TVどちらも当然ながら
主役はあのニヒルで一途な風貌が人気の栗塚旭さんで
した。(実際は間逆な性格だそうです。)
TV放映がされた時、タバコ屋は丁度ハタチの多感な時
であり毎回楽しみに観ていたかすかな記憶があります。
「♪燃えよ我が剣、我が命~」などとテーマ曲まで覚えて
いるくらいです。
沖田総司2
結核病みの早逝の天才剣士沖田総司も島田順司さんが
好演したのを覚えています。(写真右から二人目)
燃えよ剣5
劇中ではストイックな武闘派剣士として描かれ、当時ハ
タチのタバコ屋は、司馬遼太郎さんのことはもとより歴史
事実も背景も何もわかってなかったのですが、ただカッコ
イイということだけで魅かれていたことを白状致します。

余談ながら、映画化やTV化を渋っていた当の司馬遼太
郎さんも土方歳三の扮装をした栗塚旭と対面し「いい青年
ですね」などと言ってドラマ化を了承したというエピソード
が残っていますので、司馬さんもタバコ屋同様カッコイイ
と思ったに違いありませんが栗塚さんの人柄も良かった
のでしょう。
土方歳三1
実際の土方歳三です。なかなかのハンサムボーイで、
栗塚旭さんの硬派イメージとは異なり、数々の浮名も流
したようですが歴史の闇に葬られています。天下分け目
となった鳥羽伏見の戦いに敗れたあと、敗走を重ねなが
らも最後は榎本武揚とともに函館の五稜郭に籠城しまし
たが武運尽き、最後は壮絶な戦死を遂げました。
タバコ屋はこのあたりあまり詳しくないので、司馬遼太郎
さんの「燃えよ剣」をお読み頂きたいと思います。
また当時の状況や上部組織であった会津藩のことについ
ては書けば長くなりますので別途ブログ記事をお読み頂
きたいと思います。
(関連記事:八重のこと VOL.1参照願います)

今回「燃えよ剣」を持ち出したのは土方歳三と言うよりは
栗塚旭さんのストイックで一途なイメージが、ある出来事
と重なったためです。
F1-4期復帰発表1
突然の写真で恐縮ですが、HONDAの青山本社前です。
黒山の人だかりはHONDAが再び(4たび)F1に挑戦する
ことを正式発表するというので大勢の報道陣が押し寄せ
たためです。
青山本社ビル5
余談ですが、青山のHONDA本社ビルはとてもモダーン
で、タバコ屋の好きな建物の一つですが、普通のビルと
違い窓が引っ込んだデザインですよね。ご存知の方もい
ると思いますが、これは宗一郎氏がお元気だった頃、
新本社ビルを設計するに当たり万が一大地震で窓ガラス
が砕け散っても路上に落ちて迷惑を掛けないようにとい
う宗一郎氏のアイデアだったとか、あのガンコオヤジも
たまにはいいこと言いますよね。

ついでながら、この向かいにはタバコ屋の古くからのお
取引き先であるオーガニック専門店のナチュラルハウス
さんの本社と店舗があります。商品は相当マニアックで
熱烈なファンもいらっしゃるようなのですが、消費者一般
の方にはややなじみが薄いような気もします。
F1-4期復帰発表2
発表に先立ち、正面玄関前にズラリと並べられた懐かし
のHONDA-F1マシンです。右より、昭和40年(1965年)
HONDAがF1で初優勝した時のマシンRA272です。ドライ
バーはリッチーギンサーでした。
続いて真中は言わずと知れたホンダF1絶頂期のマシン、
マクラーレンHONDA-MP4/4です。アイルトンセナの活躍
は伝説になってしまいました。神田明神さんにお祀りすれ
ば、もう神のレベルだと思います。タバコ屋が足繁く鈴鹿
へ通い、挙句の果てはF1鈴鹿サーキットでみかんの販
売までやってしまう原因となった懐かしいマシンです。
(関連記事:鈴鹿サーキットのこと vol.4:絶頂期参照願い
ます)

左はついこのあいだと言っても7年程前になりますが、
ホンダ第三期のF1挑戦マシン、RA106です。この時は
エンジン、シャシーともオールホンダで臨みましたが優勝
はわずか1回で、思うような成績が残せず、リーマンショッ
クとともにF1を撤退したので、ホンダにとっては悔いの残
るマシンです。優勝時のドライバーはジェンソンバトンでし
た。今をときめく世界のHONDAと言えども栄光ばかりで
なく、挫折も数多くあったということでしょうか。
F1-4期復帰発表6
F1再挑戦の発表の後、HONDAの伊東社長とマクラーレン
のマーティン・ウィットマーシュCEOが握手している場面で
す。発表によると2年後の平成27年(2015年)より、ホンダ
とマクラーレンがかつてのように手を組みホンダはエンジ
ンを、マクラーレンはシャシーを担当し、勝利を目指して
行動をともにする、というもので、当時の圧倒的なパワー
で世界最強チームとして、4年間に亘りF1界に君臨した
場面を再現しようとしてしているのでしょう。

尚、ホンダが復帰参入する理由は来期よりレギュレーシ
ョンが変わり、エンジンが1.6リットルターボ付き及びエネ
ルギー回生システム搭載(一種のHV)となったので、
エンジンのダウンサイジングと発生エネルギーの効率的
な再利用という面から研究開発の成果が市販車にも反
映出来、若手の人材育成にもつながること、そして何より
もF1で勝つことにより日本を元気にすることが目的だと
伊藤社長自ら宣言されました。

タバコ屋が思うに「志や、よし」でそこに「燃えよ剣」の一途
でひたむきなドラマと重なる思いがするのです。HONDAの
F1再挑戦と「燃えよ剣」を結びつけるのは司馬遼太郎さん
にはご迷惑な話でしょうがタバコ屋流、一種のこじつけと
いうものでしょう。
F1マクラーレンホンダMP4・6-5
何はともあれ再び世界のF1サーキットで写真のロゴが
復活することは喜ばしいことですが、ホンダとともにもう
一人のレースが好きでたまらない会社、フェラーリにとっ
ては複雑な心境でしょうし、また現在チャンピオンである
レッドブルも内心はホンダが来るんだったらエンジン乗
せ換えようかななどと思っているかも知れません。
オハイオ・メアリーズビル工場2
今回の発表と前後して次期NSXの生産が米国オハイオ
州のメアリーズビル工場の新設ラインで行われることが
公表されました。初代のNSXが発売されたのもマクラー
レンと組んだ第二期F1参戦時で当時はNSXの開発に
アイルトン・セナも加わったりして、それこそ鳴り物入りで
発表されたものでした。
NSXⅡ-7
HONDAのスーパーカー、次期NSXのプロトタイプです。
おそらくあまり変更されることなく発売されるでしょう。駆
動システムはおそらく3.5リットルDOHC-V6エンジンに
電動モーターを組み合わせたハイブリッドをミッドシップ
に搭載し、電子制御クラッチを介した4WDになると思われ
ます。最高出力は500~600馬力前後でしょうか、フェラー
リ等ライバルに比べ劣るでしょうが、前回同様その乗り
やすさや総合性能において再び世界をアッと言わせる
仕上がりになると思います。言っておきますけど、スペッ
クなどは参考程度のもので、乗ってみてなんぼという世
界なのです。

話は飛びますが、先般の記事でもご紹介した九州の同期
末永氏のポルシェ911カレラ4Sの高性能ぶりにはタバコ
屋もビビリました。次期NSXも恐らくああいう走りっぷりな
のでしょうから、非日常的と言いますか、スーパーカーと
言うのはオクルマではないと思います。あれは地上を走る
ヒコーキです。
(関連記事:荒ぶる心 vol.5:ポルシェのこと参照願います)

デザインは斬新かつ個性的で文句を言う筋合いではない
でしょうがフェアレディZ同様ルーフラインの前後バランス
が悪く妙に前かがみの感じで、その結果胴体がダックス
フントみたいに間伸びした印象を受けます。またホイール
も個性化にこだわった結果、学生の習作のようなチンケ
なデザインです。
NSXⅡ-7-1
そのリアビューです。これとてアドバンスドデザインを地
で行くもので文句を言うべきではありませんが、リアが
重く感じられるデザインなのです。スパッと切り落とした
コーダ・トロンカとすべきで、、またエキゾーストパイプ廻
りの処理もアカ抜けません。ここはSUBARUの次期WRX
のリアデザインを見習ってほしいところです。

レジェンドにしろ、NSXにしろ、ここのところガンダム路線
のホンダデザインはタバコ屋にとってことごとく気に入り
ません。確かに先進性(アドバンス)は感じるのですが、
品性の香りがまったくしてこないのです。塊感もいま一つ
です。ただこれはアメリカが主なお得意先なのでアメリカ
人の感性にあったものですと言われればそれまでのこと
ですが・・・。

「燃えよ剣」の熱心な元視聴者であり、自称元ホンダPTA
会長でもあるタバコ屋が、今回のHONDA-F1復帰のニュ
ースを聞くに及び居ても立ってもおれず今回の記事を書
いてしまいました。本音を言えば「燃えよホンダ必殺剣
にて並み居る世界の強豪をなぎ倒してほしいものです。

(尚、記事中一部の写真はウィキペディアその他より引用
させて頂きました。メーカーの思惑等の記述はあくまでも
タバコ屋の個人的な見解であることをご了解願います。)


コメント

No title

ちわっ!
ビンテージクラフト「イーザ」 拝見させていただきました。 世の中凄い人が一杯いるんですねー。 かなり詳しく解説が入っているので面白く読みました。Zのラリーカーの車高はノーマルかちょいアップでしょう。 見た感じの感想はタイヤを少し細くして扁平率を上げてみてはどうでしょうか? 

HONDAのF-1復帰は大きなニュースであり多くのファンが待ち望んでいたことでしょう。 但し車の売れ行きが芳しくないと予算を減らされるでしょうから、そうならないことを祈ります。
ドライバーはやはり「セナ」ばりの孤高の天才ダオライバーを期待してしまいます。
NSXの開発にセナが関わっていたことは知りませんでしたが、次期NSX総体的にはカッコ良いとは思いますが、チャン産の思うようにサイドとリアだけでなく、フロントマスクは「バットマンカー」みたいに見えなくもなかったり。 リアのオーバーハングを小さくすればサイドの前かがみの印象も和らぐのではと感じました。
ミッドシップゆえの制約があるのかもしれません。
ホイールのデザインは、どう考えても×です。突起に当たって変形したようにも見えるし、何といってもボディの流れるようなラウンドのデザインとコンセプトが一致していないような。
でも乗ってみたくなる車であることには違いありませんが。

Re: 期待の裏返しの苦言

拝復、ちわっすです。ご多忙でしょうに、連続でご覧頂き有難うございました。やはり上山青年も次期NSXには同様なご感想をお持ちなんですね。安心しました。タバコ屋だけがイチャモン付けているような気がして気後れしていました。そうこうするうちに今度はポルシェが918出してきたもんですから、PTAとしてはなおさら歯がゆいです。(今月の気になる写真ご覧願います)別に購入するわけでも出来るわけでもないのですが悲しい性でしょうか。気になります。

先日ご紹介したイーザさんのHPさっそく見て頂いたようで嬉しいです。同じ自動車部仲間(国立宇都宮大)なんですよ。赤い渡り鳥?の記事も読んで頂いたようで有難うございます。Zに関してイーザさんとても詳しく次々に難問をクリアーしていってくれてます。10月には上山青年にも試乗して頂けると思います。またスバリストでもありバイクマニアでもあり、ある意味上山青年とも波長が合うような気がしますが・・・。
車高に関してはまだ最終調整後の写真がアップされていませんが、現状よりかなりバランスが良くなると思います。イーザさんとても親切に細かく作業工程を解説してくれているので、手前味噌ですがへたな映画見るより面白くないですか・・・。

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★★島のタバコ屋の独り言★★
【7月31日:ああ創業100年】 島のタバコ屋、即ち富永呉服店が創業100年を迎えたことは先般お伝えした通りですが、皆さんよくご存知の世界的宇宙物理学者、故ホーキング博士によれば、100年なんて宇宙的時間軸で言えば、一瞬のまばたきに過ぎない訳で「島でのことも夢のまた夢」ということになりましょう。それはともかく4才の頃から道端の草にも「コンニチハ」なんて愛想を振り撒いて来たタバコ屋にしてみれば「店は客のためにある!」以上、未来永劫、店の続く限りそのテーゼを実践し続けるしかないのです。京都で300年続く老舗料亭、老舗呉服問屋もその志があったのかどうか、お聞きしたことはありませんが、当らずとも遠からじではないでしょうか。
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